ソウル/ソウルの観光・世界遺産

空港だけじゃない!歴史と最先端が同居する仁川の見所

ソウルの空の玄関口・仁川(インチョン)で知られる仁川は、正式には仁川広域市と呼び、ソウル・釜山に次いで人口が多い韓国第三の都市です。朝鮮半島の西、黄海に面しており、古くから港湾都市として発展を遂げました。歴史的に日本との結びつきが深いことでも知られています。経済自由特区の仁川では、今、急ピッチで開発が進められており、歴史と最先端が同居する今の仁川の魅力に迫ります。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

歴史と最先端が同居する21世紀の港湾都市・仁川  

月尾公園展望台

月尾展望台から臨む仁川港 遠くは日本の方角にあたる

韓国・ソウルの空の玄関口・仁川(インチョン)国際空港。韓国旅行に行く人以外でも、24時間空港のため、深夜早朝の乗継などで、空港内のトランジットホテルや周辺ホテル、ないしはトランジットツアーを利用したことがある人もいるでしょう。仁川国際空港(ICN)は8年連続、空港サービス評価(国際空港協議会)で世界第1位を受賞した、名実きっての北東アジアのハブ空港です。とはいえ空港利用にとどまり、周辺の観光の魅力や仁川港はあまり知られていないかもしれません。

トリ・ボウル

近未来の様相を呈する経済自由特区の仁川

ソウル・釜山に次いで人口が多い、韓国第三の都市・仁川は、正式には、仁川広域市と呼びます。朝鮮半島の西側、黄海に面した港町で、漢江の河口にあたることから、ソウルへの大動脈として栄えました。そこにはかつて、日本租界が広がっていた時代もありました。歴史あるまちなみは、綺麗に再現、保存がなされ、アジアの歴史の交差点となっています。

港湾都市の地の利を活かして、経済自由特区の指定をうける仁川では、今、急ピッチで開発が進められており、先端企業が集積を始めています。歴史と最先端が同居する港湾都市・仁川には、多くの見どころがあります。次の韓国への旅、トランジットに仁川を、しっかり訪ねてみませんか。

 

空港がある永宗島 西端にサンセットビーチも

仁川海水浴場

仁川で人気の海水浴場へは夕陽が沈むころがおすすめ

仁川国際空港があるのは、実は島で、永宗島(ヨンジョンド)といいます。

永宗大橋で半島とつながり、また周辺には数多くの小島があります。空港周辺(空港新都市 コンハンシンドシ)には、ホテルやカジノ(パラダイス・ゴールデンゲート・カジノ。ハイアットリージェンシー仁川内)が。また半島側には、最先端の都市開発エリア・松島(ソンド)地区が広がり、双方が永宗大橋で結ばれています。

 

海鮮BBQ

海の家での海鮮バーベキューは絶品

永宗島の西端には、乙旺里(ウランリ)海水浴場をはじめビーチが点在しています。海岸線に沿ってたくさんの海の家が軒を連ねています。

それぞれに、美味しそうな海鮮バーベキューの匂いを漂わせていて、ランチや、サンセットの時間帯からのディナーにおすすめ。新鮮な魚介類を網焼きする海鮮バーベキューはもちろん、お鍋もおすすめです。こうした浜焼きにあうのが、海鮮ビビンバです。新鮮な生魚をつかったビビンバが、地元の人たちに人気。夕方ともなれば、黄海に沈む夕陽を眺めに、たくさんのカップルがビーチを散歩しています。

 

ゴールデンスカイホテル&リゾート

簡易台所もあるゴールデンスカイホテル&リゾートならロングステイにも最適

この乙旺里海水浴場から徒歩圏、仁川空港から車で20分に位置するゴールデンスカイホテル&リゾートは、一般の客室のほか、簡易台所付きレジデンシャルタイプの部屋や、オンドル付きの客室、館内ジムやビジネスセンター、貸会議室・宴会場、レストラン、サウナ、スパを擁したウォーターパークなどの設備が整う大型ホテル。コンビニもあり、何より二つの海水浴場に歩いていける距離にあるのが嬉しい点。210の客室のうち、106室がシービューで、空港の無料送迎シャトルバスが運行しています。

韓国では今、ゴルフがブームですが、ここ永宗島にもゴルフ場・スカイ72ゴルフクラブがあります。また、映画「シルミド」の舞台となった実尾島(シルミド)へはチャムジンドという島を経由して渡ることができます。
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