他所にはない独特な「番町」の存在感
「番町」という地名の由来は、江戸城を警護する目的に組織された「大番組」の所在地だったからということ。ちなみにその「大番組」は創設当初一番組から六番組まであり、界隈の現在の地名である一番町から六番町に引き継がれているのだそうだ。江戸城を警護する「大番組」が有事の際いち早く駆け付けることができるように、その最も近い場所の一画を占めるのは至極当然のことだろう。その地は今や「番町」という名に往時の名残を残すばかりだが、やはり現在は江戸城から引き継がれた皇居との近接性という関係において、独特の雰囲気を持った街を形成しているように感じられる。明治・大正・昭和・平成と時代が移り変わるにつれて、「番町」の街もまた徐々に変化を遂げていく。しかし“皇居を取り囲む”という意味では、霞が関や丸の内、大手町といった日本の政治経済の中心地と同じような立地条件にもかかわらず不思議とオフィスビルのイメージがなく、イギリスやローマ法王庁などの大使館や、女子学院や大妻学院などの教育機関が多い。そして街全体が集合住宅を中心とする住宅街の景色に感じられる。都心のJRターミナルなどの駅周辺がオフィスビルや商業施設が多く雑多なイメージなのと対照的であり、同じ都心にありながら閑静な環境が保たれているのが不思議なぐらいだ。
「番町」に暮らす必然
閑静な街並みが広がる「番町」エリアだが、その大きな特徴はエリア全体が“高台”となっていることだ。もちろんエリア内は相応に起伏があるが、「ザ・パークハウス グラン 三番町」の建設地も「番町」ではより皇居に近い“三番町の高台”に位置している。集合住宅であっても“住まい”である以上、やはりある程度開放的な立地条件が好まれるのは言うまでもないし、地盤や水害への備えという観点でも多くの人が安心感を持っているのは間違いないだろう。さらにその「番町」の集合住宅の中でも、「ザ・パークハウス グラン 三番町」には大きなアドバンテージがあると考えている。その答えは“敷地の広さ”であり、敷地が広いことによるマンションとしての規模の大きさである。地上15階建て、全148邸という規模は「番町」エリアとしては最も大規模な部類に入るだろうし、何よりも建物の東側を通る道路に接する長さが約70mに及ぶというのも「番町」に限らずそうあるものではないだろう。
その約70mの間口のほぼ中央に、石塀と植栽の奥に隠された建物エントランスへの入口がある。外に向けて威容を誇るようなエントランスではなく、内に守られたエントランスというのも、いかにも「番町」という街の雰囲気にマッチするように意図されている。そしてその両サイドを含めて敷地外周を覆うように豊富な植栽が予定されている。「番町」というと都心の賑やかな街とは一線を画す印象があるが、「ザ・パークハウス グラン 三番町」は“番町の華”をテーマに季節を纏う花や樹木の華やぎで包み込む存在となるはずだ。
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