漢字検定/試験対策・勉強法

漢検過去問から学ぶ間違いやすい漢字の勉強法

漢字検定の過去問対策と試験時の経験をもとに、間違いやすい漢字の例と間違えないための勉強法を紹介します。

藤本 正史

執筆者:藤本 正史

漢字検定ガイド

間違えやすい漢字に注意!

6月30日に実施された平成25年度第1回漢字検定、受検者の方々はこれまでの勉強の成果を発揮できたでしょうか? 本番だと緊張して頭が真っ白に……なんてこともよくありますね。

ガイドも漢検1級を受検してきましたが、前日確かにノートへ書いた四字熟語が出題され、解答を書こうとした瞬間ふいに同じ読みの部首が違う漢字が頭に浮かび、迷いに迷った末に一方の違う漢字を書いて2点減点となってしまいました。

漢字の意味も覚えて学ぼう

漢字の意味も覚えて学ぼう

日本漢字能力検定協会発行の「漢検四字熟語辞典」にも、別の漢字を挙げて「書き間違いに注意」としっかり書かれていました。一般的にも間違えやすい漢字だったのです。こういう重要ポイント、注意点をしっかりマスターしておけばつまらないミスも防げるのですが、全てを網羅するのはなかなか難しいところです。

そこで、ガイドがオススメするど忘れ防止の勉強法として、ここ最近実践していることを紹介します。

類似の漢字の覚え方 (1) 似ている漢字に注意

ある漢字をノートに書く時に、偏やつくりが似ている漢字をセットで書きます。例えば、「弊害(へいがい)」という熟語があった場合、 「貨幣(かへい)」という熟語も一緒に書き込みます。 そして、「弊」と「幣」のそれぞれに赤字か蛍光ペンでマークを付けて、注釈として意味も書いておきます。

【弊】……よくない。害になる。やぶれる。つかれる。自分のことにつける謙称。
(熟語例) 弊害、語弊、疲弊、弊衣、弊社
【幣】……お金。ぜに。ぬさ。
(熟語例) 紙幣、造幣、幣束(ヘイソク)

こうして漢字と意味を結び付け、さらに熟語を書き連ねることで、「弊」と「幣」の違いのイメージを頭へインプットします。この作業を普段の勉強で定常化すれば、凡ミスはだいぶ防げるでしょう。
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