色ガラスの質と立体感がステンドガラスの命
万俵家ダイニングルームの窓に2箇所取り付けられたステンドガラス
赤い壁面とのコントラストが華麗さと重厚感をかもし出している(写真提供:戸夢窓屋)
ステンドガラスとは、色ガラスを1ピースずつ鉛線でつないだもので、デザインだけでなく、色ガラスの質や、立体感がそのクオリティを左右します。
色ガラスでは無く、シート貼りしたガラス製のものもありますが、陽射しで色褪せしてしまうものもありますので、取り付け場所には注意が必要です。
ダイニングルームのステンドガラスの拡大写真
本物だからこその立体感と表情がある(写真提供:戸夢窓屋)
また、ステンドガラスと一口にいっても、「アンティーク物」 「輸入既製品」 「オーダー品」 など様々な種類があります。
アンティーク物は、風合いが素晴らしいものも多いのですが、強度に問題があるものもありますので、取り付け場所には注意が必要です。
輸入既製品は、サイズの変更や修理ができないものが多いのですが、手ごろな値段で手に入れることができます。ただしリフォームの場合には、「サイズに合わせての壁面工事が必要となり、それに多額の費用が掛かった」 ということもありますので注意して下さい。
オーダー品は、値段は少し張りますが、防犯ガラスと組み合わせたり、既製の窓に取り付けるなど、機能もデザインも自由自在ですから、リフォームの際に取り入れやすいタイプです。また、壊れても修理が効くので、一生物として使っていくことができるのがオーダー品の特徴です。ただしどこまで対応してくれるかは、必ず事前に問い合わせを行なって下さい。
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次のページでは、万俵家応接室のドア、『華麗なる一族』 のステンドガラス担当から選び方のアドバイス! 「どこに使うかによって選び方が変わるステンドガラス」 をご紹介します。