メイド・イン・シンガポール!
伝統製法にこだわった廣和興の調味料
不定期でフードフェスティバルにも出店
シンガポール土産を探す時に困るのは、「メイド・イン・シンガポール」のものが意外とないこと。東京23区と同じくらいの広さの、小さな島国だけに、特産と言えるものがなかなか見つからないのです。何かないかな……と探していてフードフェスティバルで見つけたのが、こちらのお店。
伝統的な製法で作られている
伝統的な製法で、60年以上前からシンガポールで醤油(ライト/ダークソヤソースと呼ばれる、甘い中国醤油)を作っている、廣和興(Kwong woh hing sauce factory )。オーナーのSimon Wooさんにお話を聞くと、創業当初から作り続けている醤油は、最高級の大豆を選び抜き、大豆の栄養分を損なわないように、蒸し器で蒸し上げるなど、手間のかかる行程を経て、1年間太陽の下で寝かすのだそう。その上で、瓶の縁についた塩分を取り除くので、塩辛すぎず、旨味が凝縮した醤油になるのだとか。
実は、こちらはスーパーマッケットや小売店で手に入れる事が出来ず、
ネットオーダーか、工場のショールームで直接買うしかないのですが、その理由は、大量生産で商品のクオリティーを落としたくないから、なのだそう。
選び抜かれた素材とこだわりの製法、そのお味は?
こだわりの醤油
丁寧に作り上げられた醤油を味見してみると、調和の取れた塩気と甘み、そして深いコクが感じられます。中華炒めや、豚の角煮、そしてシンガポールのローカルフード、チキンライスなどにもぴったりの味。
375ml入りで、8.8シンガポールドルと値段はちょっとお高めですが、それだけの価値はあります。
牡蠣本来の味が楽しめるオイスターソース
その他にもたくさんの調味料が揃っているのですが、ガイドが一番にお勧めしたいのは、オイスターソース(375ml入り、8シンガポールドル)! なんと、その原料は、牡蠣、水、塩、それだけ。こんなにシンプルな材料で作られているオイスターソース、日本でもなかなか見つかりません。
とろみ成分が入っていないだけに、とてもさらっとしたソース。お味はべたつき感のない自然な旨味が凝縮した、塩味のあっさりしたソースで、和食にも合いそう。
牡蠣だけのナチュラルな味わいは、様々な料理にも応用できそう。お料理が好きな方へのプレゼントなどにもぴったりではないかと思います。
シンガポールの老舗醤油店が生み出す調味料の数々
ローカルフードの味を再現できるペースト
ローカルフードが大好き、という方には、カレーチキンや、ラクサ、チキンライス等、シンガポールの味を気軽に楽しめるペースト等もおすすめです。こちらも、化学調味料不使用で、素材にこだわった自然な味わい(各200~230g入り、4シンガポールドル)。3つセット(12シンガポールドル)で買うと、箱もつけてくれるので、こちらもお土産に良さそうです。
袋もしっかりした素材です
商品を購入できる工場は、MRT Kovan 駅から更にタクシー、というやや不便な立地にあるので、平日の無料配達(25シンガポールドル以上購入の場合)を利用して、あらかじめシンガポール国内のホテル等に届けておいてもらうと楽かも知れません。2日以上前にオーダーすれば、日付指定も可能とか。この他にも、熟成させたフルーツのお酢やチリソース、様々な種類の調味料が揃います。お料理好きな方は、
サイトをのぞいてみるだけでも楽しいですよ!
<DATA>
■
廣和興(Kwong woh hing sauce factory )
営業時間:8:00~17:00(月~金曜日)、8:00~15:00(土曜日)
住所:5 Defu Lane 9, Singapore 539247
電話 : +65 6288 9497