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木造住宅・木の家/木を活かした空間づくり

直線美と涼感をもたらす「バンブー材」(2ページ目)

しなやかさと直線的な美しさから、内装に用いれば清涼感のある空間になり、住む人に清々しさをもたらす「バンブー材」。素材の魅力や、住宅への取り入れ方などをご紹介しましょう。

提供:住友林業

執筆者:落合 道則

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多彩な表情で美しい空間を生み出す

左は床・壁・天井に、右は床にバンブー材を使用した、洗練されたモダンな印象を与える空間。バンブー材の色は、竹から建材への製造過程で行う「炭化(高温高圧の釜に入れて蒸気で加熱する)」によって自然に生まれます。炭化の温度が高く、時間が長いほど濃いブラウン色となります

左は床・壁・天井に、右は床にバンブー材を使用した、洗練されたモダンな印象を与える空間。バンブー材の色は、竹から建材への製造過程で行う「炭化(高温高圧の釜に入れて蒸気で加熱する)」によって自然に生まれます。炭化の温度が高く、時間が長いほど濃いブラウン色となります


日本の建築には、古くから竹が使用されています。
前述したように茶室や数奇屋建築などでは、簡素な美を極める日本建築の建材として多用されていました。また住宅では、情緒溢れる濡縁(ぬれえん)や簾(すだれ)などで、風情ある趣を住まいに醸し出していました。

現在は内装材として、床や壁、天井に用いられるケースが多く見られます。
素材の持つ直線美や、細かい節をもつバンブー材ならではのテクスチャーを活かすために、できるだけ使用する色を抑えた、シンプルで装飾の少ないコーディネイトがお勧めです。

また、バンブー材をフローリングに使用するなら、壁や天井は柔らかい質感の塗り壁などがおすすめです。「固いバンブー材」と「柔らかい塗り壁」といった見た目と触感の対比は、空間に多彩な表情を与えることができます。
さらに塗り壁材料には珪藻土を用いたり、土壁にすることで、自然素材の融合を楽しめる、味わい深い空間になります。

バンブー材の持つ魅力を長く楽しむために、メンテナンスにも配慮したいですね。
日常のメンテナンスは、布で乾拭きすれば十分です。布は化学繊維でなく、綿などの自然素材を用いましょう。もし汚れが目立つ場合は、中性洗剤を溶かした水につけた雑巾を固く絞り、拭いた後は乾拭きをしておきましょう。
 

サステナブル建材としても注目

竹は成長が早く建材としての利用価値が改めて注目されています

竹は成長が早く建材としての利用価値が改めて注目されています

竹が、建材として改めて注目されてきている理由の一つに、生育が早いという点があります。
主に住宅建材として使用されるのは「孟宗竹」(モウソウチク)です。孟宗竹の成長の速さは驚異的で、わずか3~5年で成竹となり、建材の素材として活用できます。このため理想的なサステナブル(持続可能)資源として注目を浴びているのです。

強く美しい上に、調湿性能や消臭効果を持ち、サステナブル資源として地球環境にもやさしい「バンブー材」。“心地よい、独特の趣ある空間”をつくりたいときには、おすすめの素材といえるでしょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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