小川治兵衛作庭の庭園と季節感を大切にした京料理の宿
南禅寺の参道に入ってすぐの場所にある、庭園自慢の料理旅館が「八千代」です。この地は江戸時代の国学者・上田秋成が晩年を過ごした「うずら居の庵」があったところとされます。
「八千代」の歴史は安土桃山時代にまで遡るとされます。
そのはじまりは御所に出入りを許されていた魚問屋で、豊臣秀吉が聚楽第に宴席を張った際に、
料理を任されたと古書に記録されています。
本館を取り巻く池泉散水式回遊庭園は、「青龍庭」と名付けられた東山を百景とした庭園。
琵琶湖疏水の豊かな水をうまく取り入れた名園で、平安神宮神泉や円山公園などを作庭した小川治兵衛の作です。
客室は、その本館に8畳、16畳の和室と16畳の半露天庭園風呂付の和室、さらに京唐紙が印象的な新館の和室タイプが揃います。
そして、八千代の歴史の中で綿々と受け継がれている料理。季節感を大切にした京料理からすっぽん、しゃぶしゃぶ、鱧など、好みに合わせて選ぶことができます。
宿泊料金は、「京料理プラン」で、1泊2食付1人19,950円から。
他にも料亭としても有名な旅館らしく、さまざまなプランがります。
■京料理とお庭の宿 八千代
住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町34
電話:075-771-4148
アクセス:www.ryokan-yachiyo.com/access/
HP:www.ryokan-yachiyo.com/
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