「卒業」The Graduate
若き日のダスティン・ホフマン主演の青春映画です。結婚式場に出向き、花嫁を奪い去るというラストシーンはあまりにも有名で色んな映画やドラマでパロディとして使われるほど。サイモン&ガーファンクルによる映画のサウンドトラックも有名で、この映画のキーパーソンとなる「Mrs.Robinson」を題材にしたその名も「Mrs.Robinson」、主題歌ともなっている「Sound of Silence」はサイモン&ガーファンクルの代表曲でもあります。
音楽と映画のシーンのリンクが絶妙で、古い映画ですが今見ても斬新。ダスティン・ホフマン演じる主人公ベンジャミン、彼女であるエレーヌを演じるキャサリン・ロス、ベンジャミンを誘惑するミセス・ロビンソンのアン・バンクロフト。それぞれハマリ役で魅力的なのもこの映画の魅力です。
どうして主人公が最後に花嫁を奪いさるのか?どうして主人公が最後に花嫁を奪いさることになったのか? ラストシーンだけが取りざたされますが、そこに至る過程の描きかたもさすがと唸ります。
「卒業」はアメリカン・ニューシネマと呼ばれる一連の作品の中の傑作のひとつ。60年代を代表する青春映画としておすすめします。
■作品名「卒業」The Graduate (1967年アメリカ映画)
・監督 マイク・ニコルズ
・主演 ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス、アン・バンクラフト他