知る人ぞ知る隠れた名湯 「生地温泉」
「生地温泉たなかや」は上杉謙信が発見したといわれる塩の湯が楽しめる歴史ある旅館。純和風の館内には日本庭園もあり、美しい眺めで旅疲れを癒してくれます。何もしたくない!という方にとくに良いです。多くの観光客が押し寄せる宇奈月、黒部などとは異なり、生地温泉は知る人ぞ知る隠れた名湯。上杉謙信ゆかりの「塩の湯」は少し塩っけがある鉱泉ですが、なめらかな湯触りでとくに女性に人気があります。
温泉街などはありませんが、「生地温泉たなかや」は明治時代から続く老舗。
宿の方のあたたかいもてなしもあり、とくにリピーターが多い宿としても知られています。客室、ロビー、大浴場など、全て和で統一された空間は広々として落ちついた雰囲気。大型ホテルのようにカフェやカラオケなどはありませんが、ゆったりくつろぐには最適です。
夜と朝の食事も個室でのんびりと。富山といえばキトキト(新鮮)な魚介で有名ですが、夕食には昆布〆のお刺身や干しかれいの焼き物、ブリで出汁をとったお雑煮など、郷土の味がズラリ。時期によってはカニや白エビ、ホタルイカなどと山の珍味も味わうことができます。名湯と絶品料理に舌鼓……何もしない贅沢もたまにはいいものです。
■生地温泉たなかや
住所:富山県黒部市生地吉田新230
電話:0765-56-8003
アクセス:JR「生地駅」からタクシーで5分
HP:www.ikujionsen.com/
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