増える信用情報

「信用情報(個人信用情報)」という言葉をご存知でしょうか。クレジットカードやローンなどの契約を申し込んだり、実際に契約したりした際に、信用情報機関とよばれる専門機関に登録される情報のことです。あなたが新しいクレジットカードを作ったり、利用した分の代金を支払う度に、数種類の信用情報が登録されていき、あなたの信用情報として一定期間蓄積されます。金融機関やローン会社はこの情報を参照して、審査の参考にしているのです。

近年、この信用情報の登録件数が増加傾向にあります。指定信用情報機関の一つである株式会社シー・アイ・シーが発表した、平成24年度の信用情報統計データ(PDF)によると、同社に登録されている情報件数の総数は、平成24年4月には5億4702万件でしたが、翌年の3月には5億7174万件にまで増えています。一年で約2400万件も増加しており、今年度に入ってからも増加傾向は続いています。

その理由の一つとして考えられるのが、スマートフォンの普及です。

そして実はこのスマホ契約の増加に伴って、思わぬ形で信用情報を悪化させてしまっているケースが増えています。


スマホ本体代金の契約と信用情報の仕組み

スマートフォンは高価なものが多いため、購入する際、分割払いを利用する方も多いのではないでしょうか。この場合、利用者と携帯電話会社との間で、分割払いのクレジット契約というものが結ばれます。つまり、販売店に直接代金を支払うのではなく、携帯電話会社に立て替えてもらい、後から、携帯電話会社に分割して代金を支払っていくという形になります。

信用情報機関に信用情報として登録される情報には、クレジットカードの利用や、消費者金融からの借り入れもそうですが、他にも、「個品割賦」というものも登録の対象になっています。これが、先ほどご説明したスマホの分割払いに関するクレジット契約のことで、この契約が結ばれていること自体や返済履歴などについても、信用情報として記録されているのです。

本体代金を分割払いで契約している場合の携帯電話やスマートフォン本体の支払いも例外ではなく、その内容も信用情報に記録されていきます。本体代金を分割払いで購入するケースが多くなったことで、信用情報の登録件数も増加したというわけです。
ただ、このことが、思わぬ弊害も招いています。

携帯電話料金の支払が個人信用情報に登録されていることの思わぬ弊害とは…>>