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演劇の街・下北沢の魅力に迫る!(2ページ目)

住んでみたい街ランキングではかならず上位に入り、いつも多くの人で賑わっている下北沢。今回はこの下北沢を「演劇の街」という視点で捉え、その魅力や下北沢が「演劇の街」と呼ばれるようになったゆえん、代表的な劇場などをご紹介します。

上村 由紀子

執筆者:上村 由紀子

演劇ガイド

下北沢のランドマーク 本多劇場 

本多劇場

下北沢のランドマーク・本多劇場

普段あまり舞台やお芝居に興味がないという方でも、下北沢の散策中目にしたり、好きな俳優が舞台に出演!なんてニュースから本多劇場と云う名前を見聞きしている方は多いのではないでしょうか。1982年に開場したこの劇場は、下北沢の劇場の中でも抜群の知名度と客席数の多さを誇るランドマーク的存在です。こけら落としは唐十郎さん作・ 柄本明さん、緑魔子さんらが出演した「秘密の花園」で、それ以来、数多くの舞台がこの本多劇場で上演され続けています。

80年代には野田秀樹さん率いる「夢の遊眠社」や鴻上尚史さんの「第三舞台」が若者を熱狂させ、90年代に入るとミュージシャンとしても活躍していたケラリーノ・サンドロヴィッチさん主宰の「ナイロン100℃」や、現在NHKの朝ドラ「あまちゃん」で小ネタ満載のクドカンワールドを展開する宮藤官九郎さんが所属する「大人計画」(代表は松尾スズキさん)らが台頭。21世紀になった今でも’本多劇場で芝居を打つ’という事は若い演劇人にとって一つの大きな目標なのです。
本多劇場

この劇場から多くの素晴らしい作品が生まれ、沢山の劇団がさらに羽ばたいていきました

多くの若い演劇人が憧れの場所として目指し、メジャーになった沢山の劇団や集団が自分たちのホームグラウンドと捉えている本多劇場。ここで上演される作品は演劇界の厳しい戦いを勝ち抜いた芝居だとガイドは思います。また、普段ドラマや映画で活躍する俳優さんが舞台に挑戦する際、この本多劇場に立つ事はとても多いですし(11月には長澤まさみさんが登場しますね)他の小劇場と比べても比較的観易い作品のラインナップになっていますので「下北沢で演劇、ちょっと興味があるけどどこから入っていのか分からない」なんて方は、まず本多劇場で気になる俳優さんが出る作品をチェックして、シモキタ観劇デビューを飾るのもいいかもしれません。

続いては、更にDeepな小劇場をご紹介しちゃいます!
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