濡れた水着だけでなく、子どものこぼすジュースにも強い
先述の通りオールモード4×4iを搭載したことにより、エクストレイルは雨や雪で滑りやすくなった路面でも安心して駆け抜けていけるようになりました。ステアリングを大きく跳ね上げることで、運転席での着替えが楽になるポップアップステアリングは、先代から引き続き継承されています。また後席用の保温保冷機能付きのカップホルダーも装備されました
四季がはっきりしていて、山道の多い日本では、こういう4WDシステムはとても心強い味方です。濡れた枯葉が張り付いている山道、高速道路のつなぎ目などで、ヒヤッとした経験のある人もいるのではないでしょうか。そんな隠れた危険もオールモード4×4iがあれば安心というわけです。
乗り心地も進化しています。同社のデュアリスで定評のあったハイスピードダンピングコントロールショックアブソーバーを採用し、エクストレイル用にセッティングされた足回りが備わっています。
この足回りのおかげで、軽快なハンドリングと突き上げ感のない乗り心地が両立されています。ちょうど乗り心地のよいスポーティなセダンに乗っているかのような感覚です。
ウォッシャブルラゲッジボードの下には引き出し式のアンダートレイを装備。こちらも取りだして水洗いできます。アンダートレイは仕切り板で自由にアレンジできるので、小物を収納しておくのにも便利
一方先代でも十分だった使い勝手は細部が見直され、特に全長が135mmも延びた分はラゲージの拡大に当てられました。リアサスペンションのレイアウトの見直しもあり、広々としたラゲージとなり、最大603Lという大容量です。もちろん丸洗いできるウォッシャブルボードが備わります。
そのほか防水加工されたシートやフロア、天井、また運転席でも着替えがしやすいポップアップステアリングなど、先代のよい部分はそのまま継承されています。
このようにアウトドアニーズに対して先代以上に応えるラゲージルームになっていますが、見方を変えれば家族で旅行に出かける際に荷物をたっぷり載せられる、ということもできます。例えば防水加工シートだって、子どもがジュースをこぼしても拭き取りやすいシート、とも言えるわけですから。
それだけエクストレイルは使い方の幅が広がった、というわけです。アウトドアギアとしてガンガン使い倒すこともできるし、家族でドライブを堪能することだって出来る。ナイフもあればつめ切りもあるビクトリノックスのアーミーナイフみたいです。
それが100万円以下から狙えるのですから、おいしいと思うのですが、みなさんはいかがでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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