輸入車/注目の輸入車試乗レポート

輸入SUVでも2WDモデルがいま人気(4ページ目)

「SUV=4WD」という図式は、過去のものになりつつある。国産SUVは以前から2WDの設定はあったが、輸入車でもコンパクトSUVを中心に2WDが売れているという。SUVなのに4WD。なぜ人気なのだろうか。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

日本のジープでは初のFFモデル

ジープ・コンパスフロント

今年7月から発売されるマイナーチェンジ後モデルには4WDも設定されたが、FFももちろん用意される。マイナーチェンジにより立派になったフロントグリルがジープらしさを強調


ジープモデルとして初めてFFモデルのみを2012年に導入したジープ・コンパスもある。パワートレーンを一新するというマイナーチェンジを受け、新型は7月13日から発売される。

マイナーチェンジ後モデルはまだ乗れていないが、2012年の導入モデルの印象は、コンパクトサイズのコンパスは街中重視の少し背の高いワゴン的なキャラであり、確かにFFもアリだろうな、と納得した次第。

走りはよくも悪くもカジュアルで、パワートレーンや乗り心地などはもう少し洗練された仕上げが欲しかったが、マイナーチェンジ後は新型の6速ATを投入し、フィーリングも改善されているはず。

マイナーチェンジ後はやはり要望が多かったのか、FFに加えて電子制御式のロック式センターカップリングを備えた4WDモデルも設定しているから、ジープに乗るならやはり4WDでしょう! というニーズにも応えてくれる。

価格はFFのジープ・コンパス・スポーツが265万円、4WDのジープ・コンパス・リミテッドが325万円で、60万円の差は大きい。

ジープ・コンパスに限らず2WDは4WDよりも当然ながら価格面でもアドバンテージが大きく、重量も軽いから燃費もいいという傾向にある。SUVもほかのカテゴリーのような購入傾向になりつつあるのかもしれない。
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