ガイドブックは6種類に分類できる
大きな書店のガイドブック売り場にいくと、あまりの量、タイトルの多さ、種類の豊富さにびっくりしませんか。カバーする国や都市は年々増えて、日本のガイドブックは増殖を続けています。ガイドブックと一口にいっても多種多様。あなたはどれを選びますか?
海外旅行のガイドブックは大きく以下のように分類されます。
- 網羅型…その国の概要や都市情報、入国手続きまで幅広く網羅
- 女子旅型…カフェや雑貨、スイーツなど女性が好むテーマを強化、誌面も可愛らしい作り
- 会話型…旅先での会話シーンを想定し、会話例をピックアップ
- 遊び特化型…「食」と「買い物」の2代路線に徹底フォーカス
- 個人旅行型…フリーで動く個人旅行者向けの情報をクローズアップ
- 旅エッセイ&コミック…著者個人のキャラクターが反映された旅の体験版的な読み物
1の代表格が「地球の歩き方」や「わがまま歩きツアーズ」。前者はバックパッカー向けとして創刊されましたが、この後で紹介するように、現在ではターゲットを幅広い層に据えています。
2に該当するのが「ことりっぷ」「aruco」「ララチッタ」といったシリーズ。最近、ガイドブック市場で一大勢力を形成しています。3は「旅の指さし会話帳」や「タビトモ会話」「ことりっぷ会話帖」など。4は、「るるぶ」や「まっぷるマガジン」などです。5は、いまは休刊になってしまいましたが、雑誌「旅行人」がその代表選手でした。「タビトモ」も、広義においては5のこのタイプに属しそうです。
6は枚挙にいとまがありません。女性一人で行く、2人で行く、親子で行くなどさまざまなパターンがあり、舞台となる国や都市も広がりを見せています。
次に、主要なガイドブックの特徴を追いかけてみることにしましょう。
>>時代とともに移り変わる「地球の歩き方」