80年代感溢れる
ガイド:1曲目の「トキメキ☆時空遊戯」は、とてもpLumsonic!らしさを感じます。80年代的哀愁を感じる近未来テクノポップ。「望郷の彼方」とでも言いましょうか。
yk:
ありがとうございます。歌謡路線(?)のpLumsonic!として1つの完成形になったかなと思っていてとても好きな曲です。シャワーを浴びていて思いついて、そのまま髪も乾かさず一気に30分くらいでアレンジもある程度固めてしまったのを覚えています。その段階でかなり気に入っていたので歌詞にもいっぱい注文だしてやろう!って思ってたら、何も言わないのにいつも以上に80年代感いっぱいの歌詞がすぐに送られてきて「良いねこれ!」って。
結羽:
実は、pLumsonic!をはじめて何年かはコンセプトのひとつである80's感ってのがアタシにはイマイチわからなくって(笑)。その頃の曲をいろいろ聴いてみたり映画を観たり、それプラス自分らしさも存在させなくちゃって手探り状態だったんです。でもこの曲をもらった時、突然「わかった!」ってなったんです(笑)。ずっともどかしかった気持ちが晴れて、そこから、「もっと80'sしたい!」と思うようになりました。
ガイド:
「D-Spectrum」は、前作にも収録されていますが、2ndでもアレンジがちょっと変わって、再度収録していますね。これは、こだわりのある曲なのでしょうか? Kraftwerkの「Tour de France」っぽいフレーズも出てきますね(笑)!
yk:
ああ(笑)。後半のオーケストラっぽいリフですね。自分ではKraftwerkというよりは古いSF映画で地球の影から太陽がぱーっと出てくるシーンみたいな、そういう壮大なフレーズを入れたかったんです。D-Spectrum以外にも1st~4thまでは毎回過去のアルバムの1曲をリメイクして収録するというのをやっていたので、今回5thで無かったのが残念という声もあったり。そういうリメイク曲はライヴで毎回少しずつアレンジを変えていく中で、気に入ったものがあるとその時期の音として収録しています。特にVer○○みたいな名前をつけていないので、最近知ってくれて後から旧作を聴いてくれた人が「同じ物が入ってると思ってたらバージョン違いでビックリ」なんて喜んでもらえたりして。
結羽:
5thにもなってくると曲数も増えてきてライヴでのセットリストには新しめの曲が入りがちになる中、「D-spectrum」は今でもよくやっている気がします。アレンジが変わると雰囲気もガラッと変わるので、どんな風に声を乗せようかとかステージングをどう変えようかとか、アタシ自身も毎回楽しんでます。