【ポイント1】ショップの場所
まず注目したいのが、そのダイビングショップへの通いやすさ。通うのが不便な場所にあるショップだと、億劫になって足が遠ざかってしまいがちですが、自宅や会社・学校の近くにあるショップなら、行きたいときに気軽に行くことができます。多くのショップは夜9時前後まで開いているため、仕事帰りや学校帰り、休日にも足を運びやすく、お店の雰囲気にも早く溶け込めるはず。また自宅の近くなら、朝早くにショップに集合して海に行くのにも便利です。【ポイント2】講習料金は総額でいくらかかるか
「少しでも安くCカードを取得したい」と、つい安い講習料金が表示されているショップを選んでしまいがちですが、ちょっと待ってください。広告やホームページに表示されている講習料金には、かかる費用のすべてが含まれていない場合もあるので、注意が必要です。⇒ダイビングの講習にかかる費用について
表示されている料金が安くても、あとから追加料金を請求されたり、器材購入の条件があるようでは、結果として割高になってしまいます。また、どんなに講習料金が安くても、ダイビングに必要な知識とスキルをしっかりと身につけることができなければ、ストレスやトラブルの原因にもなりかねません。
しっかりとしたダイバーになるためにはトータルでいくらかかるのか、ある意味「リスクから自分を守る値段」と考えて、講習を受けるショップを選びましょう。
【ポイント3】講習の内容とスケジュール
講習は、自分にムリのないペースで進められるものを選ぶこと。「Cカードを取ること」が目的ではなく、「必要な知識・スキルを身につけて、海を安全に楽しめるダイバーになること」が目的なので、詰め込み式の講習は避けたいところです。
特に注目したいのが、講習のスケジュールについて。ダイビングの講習は、所定の時間をこなせばよいというものではなく、知識とスキルが確実に身につくまでの「達成型」。体力や泳力、運動神経などの個人差によって必要な時間は変わってきますし、講習の参加人数によってもかかる時間は変わります。ですから、「○○時間で終わります」などと時間を約束しているようなショップは要注意。しっかりと知識・スキルが習得できるまで付き合ってくれるショップの講習を選びましょう。
【ポイント4】利用する施設の充実度
前述したように、講習でどんな施設を利用するかによって、快適度や満足度は変わってきます。講習料金が安くても、使う施設がボロボロではがっかり。特に女性にとって、更衣室やシャワールーム、トイレの有無と清潔度は気になるところ。プールでの講習で利用する施設はどんなところなのか、海洋実習で行く海にはどんな施設があるのか、事前に確認しておくことがおすすめです。【ポイント5】ツアーやイベントなどの充実度
Cカードを取得すれば、ダイバーとして世界中の海に潜りに行くことができます。とはいえCカードを取得していきなり「あとはご自由に楽しんでください」といわれても、戸惑ってしまいますよね。ダイビングショップは、Cカード取得のための講習だけでなく、より幅広いスタイルでダイビングを楽しむためのステップアップコースや、さまざまな海へのツアーを開催しています。そういったアフターケアも充実しているショップなら、Cカード取得後のダイビングライフもスムーズに楽しめるので◎。自分が講習を受けたときの様子をスタッフが把握しているので、好みや弱点を踏まえてサポートしてもらえるといったメリットもあります。自分の予算やスケジュールに合ったツアーやコースがどれくらい用意されているか、チェックしておきましょう。
後編は、次回に続きます。