医療情報・ニュース/新製品ピックアップ

副作用に注意して鎮痛剤を選ぼう

気軽に飲んでしまいがちな鎮痛剤ですが、実は副作用もあるので薬選びには注意が必要です。最近では胃に優しいタイプの新薬も登場しているので、まずは医師に相談してみてください。

執筆者:All About 編集部

鎮痛剤の副作用に注意! 胃の弱い人は薬の選び方を考えて

くすり

最適な鎮痛剤を選ぶため、医師や薬剤師に相談してみましょう

頭痛などの際にお世話になることが多い、鎮痛剤。様々な種類がありますが、皆さんはどういった基準で選んでいますか?「即効性がある」「胃に優しい」など人によって求めることは違うと思いますが、実は鎮痛剤には大なり小なり副作用があります。

病院で鎮痛剤が処方される際に、一緒に胃腸薬が処方されるのは、この副作用を抑えるためで、ドラッグストアで購入できる鎮痛剤の多くにも、そういった副作用があります。副作用の中でも注意すべきひとつが胃腸障害で、放っておくと胃や十二指腸などに潰瘍ができてしまう恐れもあります。

ここまで聞いていると、鎮痛薬を飲むのが心配になってきますが、最近では新薬の開発が進み、胃腸への副作用が少ない新たな鎮痛剤も登場しています。日本医科大学大学院消化器内科学教授の坂本長逸氏が発表した論文によると、一般的な鎮痛剤であるロキソプロフェンと、新たに開発されたセレコキシブを比較したところ、セレコキシブの方が服用時の胃十二指腸潰瘍などの発生頻度が著しく低くなっているデータも発表されています。もともと胃が弱いなど不安がある方は、こういった胃に優しいタイプの鎮痛剤を選ぶのがいいかもしれません。

また、病院の処方薬についても、「胃に優しいタイプの鎮痛剤がいい」などの要望を伝えることで、その要望に沿った薬を処方してくれることもあります。胃が弱いという人であれば、まずは医師に相談してみるのがおすすめです。

【関連記事】
鎮痛剤を飲む時に気をつけるべき5つのコト

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます