クラリオンは高機能とライトモデルの2機種
クラリオンは昨年フルモデルチェンジしたため、大がかりな機能変更は無いと思われたが、他メーカー同様、フリック&ドラッグといったスマートフォン感覚の操作系を取り入れた。ニューモデルはクラウド利用の「スマートアクセス」に対応する7型ワイドVGAモニター採用の2DIN機・NX613と、6.2型ワイドVGAモニター搭載のAVライトナビ・NX403の2機種。ともにオープン価格で、実勢価格はNX613が11万円前後、NX403が5万円前後といわれている。
スマートフォンアプリ連携を強化
まずはNX613。さまざまなスマートフォン・アプリをナビ画面で統合コントロールできるスマートアクセスが自慢だが、残念ながらiPhoneのみの対応。しかも4/4Sのみの対応でiPhone5に対応していないのがネックだ。もちろんiPhone4/4Sでは快適に使えるしスマートアクセス対応アプリも増えているのだからもったいない。iPhone5を入手しても4/4Sを手放さないで、クルマ専用に使う手はあるが……。その代わりにというわけではないが、検索系アプリのNaviconに対応した。こちらはiPhone5でも利用可能だし、Bluetooth経由でAndroidスマホでも利用できる。Navicon対応アプリはどんどん増加中。同じようなアプリもあるが、Navicon対応なら検索には事欠かないだろう。このスマートアクセスとNaviconの両対応により、もっとも多彩なスマートフォンアプリが使えるナビと言ってもいいだろう。
6.2型モニター搭載のお手軽AVナビ
NX403は、8GBの地図データを搭載したメモリーAVナビ。こちらは従来からメニューのフリック操作に対応していて、そのあたりはNX403もかわらず。従来機と比べて進化したのは、内蔵TVチューナーが12セグ+ワンセグのフルセグ対応2チューナー×2アンテナタイプにグレードアップしたこと、H.264の動画ファイルやロスレス圧縮のFLACの音楽再生に対応したあたり。AV機能が大幅にグレードアップしている。地デジを含めて多彩なAVメディアが楽しめて、バックカメラの接続も可能。しかもカーナビも付いて5万円前後とリーズナブル。奥様の買い物グルマやセカンドカーなんかにぴったりだ。
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