映画/口コミでおすすめのファミリー映画(邦画)

日本のゴジラとアメリカのキングコングとの奇跡の共演

ゴジラシリーズ三作目。製薬会社の研究者が作り出した、キングコングが日本にきて大暴れします。またファンにはたまらないシリーズ初のカラーフィルムで、コメディ色の強いゴジラのイメージから、強く、恐ろしいようなイメージのゴジラになったのもこの回からです。そして注目すべきは脚本の秀逸さ。怪獣たち以外の人物の魅力も満載です。

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日本全土で世紀の二大怪獣が大激突 『ゴジラ対キングコング』

ゴジラシリーズ三作目。
製薬会社の研究者が作り出した、巨大化する実によって生まれたキングコングが、日本にきて大暴れします。
そして日本全土で世紀の二大怪獣が大激突!

小さな小さな島国である日本にこのような偶然があるでしょうか?
ゴジラとキングコングが奇跡の競演を果たします。
アメリカのキングコングの特主効果の担当者のアイディアだそうです。余談ですが、最初はキングコング対フランケンシュタインの設定だったそう。
ゴジラにしておいて正解でしたね。

そして本作は、ゴジラファン、キングコングファンにはたまらない、シリーズ初のカラーフィルムです。特撮映画に興味がおありなら必見。
注目は前2作とのゴジラの形態の違い。
それまでのコメディ色の強いゴジラのイメージから、強く、恐ろしいようなイメージのモンスターといった感じへ。
これまであったかわいいお耳もなくなりました。
現在もっともポピュラーなゴジラのイメージがこの回で完成されたといってもいいでしょう。

もちろん2大怪獣の戦いもおもしろい試みですが、注目すべきは脚本の秀逸さでしょう。
製薬会社の研究者が離島で開発した実をプロモーションしたいがために起こった、という事件性は60年代の資本主義へかたむく社会描いているのではないでしょうか。
できない営業マンのヒロインの彼氏が大活躍することになる、など、怪獣たち以外の人物の魅力も満載されています。

■ゴジラ対キングコング
監督:本多猪四郎
主演:高島忠夫
DVD販売元:東宝ビデオ 

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