サスペンスやアクションの要素も強いコメディ映画
■監督古澤憲吾
■主演
クレージーキャッツ
■DVD販売元
東宝
1966年に公開された「クレージー大作戦」は、この年に日本で公開されたイタリアの映画「黄金の七人」を意識した、サスペンス色のあるアクション喜劇映画です。
■おすすめの理由
ちょっと和製オーシャンズ◯◯……という風味です。
物語は……
金庫破りと読唇術を得意とする大平(谷啓)をはじめとする5人は、同じ砂走刑務所の第7号監房の仲間。
看守の加古井(ハナ肇)は、彼らにバンドを進めて厚生を促すが、興味を持ってくれない。
そんな時に、金庫破りの大平の腕を借りるために、わざと捕まった石川(植木等)が、7号監房に入ってくる……
この石川が、悪人からお金を巻き上げることを商売としているっていうところがいいんですよね。
そして、暗黒街の大物悪党から10億円を盗もう!という義賊団を結成します。
なぜか看守も仲間に巻き込んで、7人の義賊団は、大悪党の屋敷に忍び込みさらに、全国のギャング達の集まる協議会があることを嗅ぎつける……という奇想天外な話。
クレージーのメンバーが皆、悪党なんだけど本当の悪人達から、大金を盗んでやるというところがロマンがあっていいんです。
見ごたえのあるアクションも多く、野川由美子さんも色っぽくてきれい。
コメディとして楽しめるだけではなく、サスペンスやアクションの要素も強い映画で面白かったです。