名コンビが繰り広げる、詐欺師と刑事のコメディ
■監督福田純
■主演
萩本欽一、坂上次郎。白川由美
■DVD販売元
東宝
1969年に公開された、コント55号のシリーズ第二作目「コント55号 人類の大弱点」は、ギャグとアクション満載のコメディ映画です。
■おすすめの理由
物語は……
当局から「通産省」と呼ばれるほどの人並みはずれた「悪」の才能を持つ、大垂欽一(萩本欽一)は、詐欺係の担当になった刑事の駒形二郎(坂上二郎)をカモのターゲットにする。
二郎は、店員になりすました欽一に三千円をだまし取られた挙げ句に、泥棒と間違えられ、逮捕されてしまう大失態!
コント55号の名コンビが繰り広げる、詐欺師と刑事のコメディなのですが、単純に楽しめます。
詐欺を繰り返す大垂欽一を逮捕し、やっと留置所に入れたかと思ったら、二郎刑事のカツ丼を
ちゃっかりとせしめてから脱出するのには笑えます。
二朗さんはいつも、騙されちゃうんですよね。
でも結局は、大垂欽一のおかげで企業の汚職も発覚。
自分もまた捕まったのに、自分が行った自動車泥棒の罪をその企業の社長にかぶせて、
大得意になっている大垂欽一は、やはりちゃっかりしていて調子が良くて、笑えます。
最近は、「これのどこが面白いの?」と思う芸風の芸人さんもいるなかで、やはりコント55号の面白さは、コメディの王道だと感じる映画でした。