問題児のプレスリーが小説家としての道を歩み始める
『Wild In The Country』 (ワイルドインザカントリー)
■邦題嵐の季節
■監督
Philip Dunne
■主演
Elvis Presley
■DVD発売元
20th Century Fox
エルビスプレスリー主演のアメリカンドラマ映画。
主人公はとにかくけんかっ早く、問題児。
ある時いつものように乱闘騒ぎをおこし、伯父にけがを負わせてしまいます。
あまりの横暴ぶりにカウンセリングを受けることになるのですが、そのカウンセラーと恋に落ちてしまう主人公。
カウンセラーは主人公の隠れた小説家としての才能を見抜き、大学に行くことを勧めます。
エルビスプレスリーの映画には殴り合いのシーンが多いですが、主人公の設定からもわかるように、この映画はとくに乱闘シーンが多いです。
ワインで有名なあのナパ・バレーで撮影されているだけあって、大自然がいい感じです。
その田舎具合が、主人公を荒れさせる原因の一因だったのですが。
本作は1958年に刊行されたロストカントリーという小説が題材になっています。
原作はラストで主人公が自殺する設定だったそうですが、映画では主人公が小説家として前途ある未来をもって希望に満ち溢れているように描かれています。