絶大なる権力を持ったローマ帝国の終焉を描いた作品
■作品名ローマ帝国の滅亡
■監督
A・マン監督
■主演
ソフィア・ローレン
■DVD発売元
パラマウント ホーム エンタテイメント
■おすすめの理由
何百年と続き、絶大なる権力を維持して支配していた皇帝がいたローマ帝国が、どうして滅亡してしまったかというテーマの歴史映画です。西暦180年という時代を舞台に、資料が少ないのに良く当時を再現しているなと関心する映画でもあります。
セットも凄いですが、出てくるキャストが驚くほどに豪華な事にもびっくりです。後世に残る俳優や女優陣達が、その役に全力でぶつかって演じている姿に感動します。少し舞台調になっていて、メイクもかなり濃いめになっています。
更に凄いのが、大きな建物のセットが崩れ落ちて人々が逃げ惑う場面には圧倒されてしまいます。戦いの場面も凄く、これでもかというほどに激しいのです。8000人のエキストラの数が半端なく、本物の人間が無数に出て来て血まみれになって戦います。CGが無かった時代だからこそ、今では考えられない映画への意気込みを感じられる迫力の映画です。
ソフィア・ローレンの妖艶な姿に引き込まれて、帝国とその皇帝に命を捧げる為に生きた力強い男性の鍛え上げられた肉体美も見ものです。みなで一丸となり、1つの強い帝国を作り出したという人々の気力と忠実心に胸を打たれます。
効果音や音楽も激しく大胆で、心に迫ってくる迫力ある映画です。80億円ほどの費用をかけて作ったという事も納得でき、ローマの歴史を分かりやすく描かれていて学べる映画でおすすめです。