アラブの独立を指揮した実在人物の物語
■作品名アラビアのロレンス
■監督
デヴィッド・リーン
■主演
ピーター・オトゥール
■DVD/Blu-ray発売元
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
■おすすめの理由
実在の人物である、イギリス陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンスが率いた、オスマン帝国からのアラブ独立闘争(アラブ反乱)を描いた歴史映画。戦争映画でもあり、20世紀映画の金字塔とも言われています。
第一次世界大戦下で、トルコ帝国はドイツと手を組みアラブを支配していました。アラブの独立を指揮したT.E.ロレンスの波乱の半生がこの映画では描写されています。現在も続くイスラエルと
パレスチナの間の紛争を理解するための一助となるでしょう。
ロレンスはアラブを独立へと導き、アラブの救世主とまで称えられるようにまでなりましたが、戦争の中で繰り返される裏切りの連続で、内容全体としてはかなり生々しくはあります。
しかし映像は非常に美しく、音楽は壮大です。
生半可な生き物は寄せ付けない砂漠の厳しさ。
その厳しい砂漠の中で生き抜くアラブの人々。
真っ白いアラブの衣装をはためかせ砂漠に立つロレンス。
あのスピルバーグに「この映画を観た翌日、僕は映画監督になる決心をした」と言わしめたこの映画、必見ですよ。