ソ連映画界が総力を結集して映画化
「戦争と平和」
■監督セルゲイ・ボンダルチュク
■主演
リュドミラ・サベリーエワ、セルゲイ・ボンダルチュク
戦争や歴史映画を題材とした大作といえばアメリカはハリウッド製が多いのですが。
こちらの「戦争と平和」は、ロシアが生んだ文豪トルストイの小説を、我らがモノとばかりに当時のソ連映画界が総力を結集して映画化した、
「超」大作です。
あらすじを簡単にご説明しましょうか。
ナポレオンによるロシア侵攻当時。名門貴族の一人息子アンドレイは、祖国のために闘うべく出征するが、戦争の悲惨さをまのあたりにして打ちのめされてしまう。貴族から農民まで、あらゆる階級の人々の運命が交差し、国の威信をかけた壮大なスケールで描かれる……。
正直好みはわかれる映画だと思います。国の威信をかけてというだけあって、重いし、暗い。
わたしも毎日……毎月もむりかな。数年に一回みるだけで十分。
とにかく数ある戦争・歴史映画の中でも、見通すのに気力と体力のいる作品であることは、間違いないと思います。
ただ。「ナポレオンのロシア進攻」という歴史上の事実を、侵攻・侵略された側であるロシアは、当時のソ連はどうみていたかという観点でみれば非常に興味深い作品です。
どうです。みなさんが世界史の授業で習い、もしかしたらうっすらとは覚えているだろうその戦争を、この映画で復習してみませんか?