6年半の製作期間と、54億円の巨費を投じて製作された一大スペクタクル映画
■作品名ベン・ハー
■監督
ウィリアム・ワイラー
■主演
チャールトン・ヘストン
この「ベン・ハー」という映画も、オマージュやパロディをいくつもつくられる名シーンをもった作品ですね。そう。戦車競走のあのシーンです。
戦車競走のシーンは目に焼き付いているものの、ストーリーは知らない。
もしかしたらそんな方もおられるかもしれませんので、あらすじを簡単にご説明しましょう。
ユダヤの豪族の息子ベン・ハーは、旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなった。
ガレー船の漕ぎ手として過ごす間に助けたローマの将軍の養子になり自由を得るものの、別れた家族が獄中死したと聞かされ絶望する。紆余曲折をへ出場することになった戦車競走の相手は、
かつての旧友にして宿敵のメッサラであった……!
いやいやあらすじだけでも十分重いですね。さらにはそれにキリストの最期ももりこんで、6年半の製作期間と、54億円の巨費を投じて費用をかけて描いた一大スペクタクルなのですから、観る方にも気合いがいります。事実、ビデオでもDVDでも2枚に分かれ、今回も観終わった後はいいもの見たと充実するものの、やはりぐったり疲れました。
チャールストン・ヘストン氏扮するベン・ハーもむきむきなら、その敵役のメッサラも筋肉もりもり。
その他登場人物のほとんどが、筋骨隆々とした男たちのドラマ、体力と気力万全でご覧ください。