お洒落映画の定番中の定番としても有名
『ティファニーで朝食を』
■監督ブレイク・エドワーズ
■主演
オードリー・ヘップバーン
■おすすめの理由
トルーマン・カーポティの小説を映画化した作品。
ニューヨークに住む主人公ホリー・ゴライトリーは猫のように自由気ままに生活する高級娼婦。
ある日ホリーのアパートに作家志望のポールが引っ越しをしてくる。
ポールはホリーの不思議な魅力に惹かれていき、ホリーもまた根が純真なポールに惹かれていくというハリウッド式のロマンチックコメディーです。
この映画の魅力は何と言っても不思議な行動をとるオードリー・ヘップバーン演じるホリーにあります。名のない「Cat」という猫を飼い、いつも客からは話が違うと追いかけられ、お金を貯めたいと言っているにも関わらず一向に貯まらず、いつも部屋はめちゃくちゃ。週一度刑務所に面会に行くという謎のバイトをし、それがきっかけで麻薬事件にまで巻き込まれます。一見支離滅裂なホリーという人物を無邪気さと小悪魔的な魔性を兼ね備えた魅力的な女性としてオードリー・ヘップバーンが見事に演じています。
またこの映画は衣装も素敵で、「ティファニーで朝食を」のポスターはお洒落映画の定番中の定番として有名です。特に映画の冒頭のティファニーのお店の前の前でパンを食べるシーンで、黒のドレスに三段の真珠のネックレスに特大サングラスを身にまとうオードリーは息を呑む程、美しく優雅であります。
最後にこの映画の最も有名なシーンである、ホリーが「ムーンリバー」を弾き語りするシーンはオードリーのピュアな魅力で満ちあふれていて、私の一番好きなシーンです。