ラストシーンのインパクトが強い、エネルギーに満ちた映画
■作品名気狂いピエロ(1965年)
■監督
ジャン=リュック・ゴダール
■主演
ジャン=ポール・ベルモンド
アンナ・カリーナ
■DVD/Blu-ray発売元
ジェネオン・ユニバーサル
■おすすめの理由
ゴダールを代表する映画のひとつで、タイトルを含めよく知られている映画ではないでしょうか。
「気狂いピエロ」と呼ばれるフェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)が不幸な結婚生活から抜け出したいと思っていた矢先、昔の恋人マリアンヌ(アンナ・カリーナ)と出会い、とある事件に巻き込まれながら逃避行を始める……といったストーリーです。
私がこの映画を初めて見たのは10年以上前、大学生の頃。
ヌーヴェルヴァーグの作品はゴダールを含めよく観ていたのですが、正直言ってちょっとエキセントリックな印象があり、なかなか手が伸びない作品でした。とにかくラストシーンのインパクトが強い映画というイメージが観た後の感想。正直に言って私はこの映画を理解できていないと思いますが、何か内側からたぎるようなエネルギーに満ち溢れた映画だと思います。
ヒロイン役はアンナ・カリーナですが、ちょうどこの作品の頃にゴダールとアンナは離婚しています。
それを知ると、とても素敵にスクリーンに映るアンナの姿が少し切なく感じます。ゴダールはどんな思いで撮影していたのでしょうね。