映画/口コミでおすすめの恋愛映画(洋画)

60年代のフランスの若者たちを描くリアリティ青春映画

「男性・女性」は60年代後半のフランスの若者たちの恋愛や性、思考、好むことなどを描いた青春映画。まだどこか幼い雰囲気の二人の恋愛模様の中に、パリの青年男女に対するインタビューを織り交ぜた斬新な作品です。ストーリーに生の声を差し込むことで作品にリアリティが与えられ、まさに60年代のフランスの若者たちの考えを垣間見れる面白い作品。またタイトルの通り、男性と女性の考えの違いも描かれています。

投稿記事

青春映画にインタビューを差し込んだ、リアリティのある作品
『男性・女性』

■監督
ジャン=リュック・ゴダール
■主演
ジャン=ピエール・レオー
シャンタル・ゴヤ
■DVD発売元
ギャガ・コミュニケーションズ

■おすすめの理由
1960年代後半のフランスの若者たちの恋愛や性、思考、好むことなどを描いた青春映画。
主演は「大人は判ってくれない」(1959年)などトリュフォーの映画でおなじみのジャン=ピエール・
レオーと、当時のフレンチ・ポップ界のアイドル、シャンタル・ゴヤ。

どこにでもいそうな青年ポール(ジャン=ピエール・レオー)は新人アイドル歌手のマドレーヌ(シャンタル・ゴヤ)に恋をする。2人は考えも好みも違うが恋に落ちます。ポールは労働運動に打ち込みながら、世界の中心は愛だと信じますが、マドレーヌは世界の中心は自分自身だと考えます。
やがて歌手として成功したマドレーヌは自分が妊娠したと思い、結婚を意識するが、忙しい彼とは意見が食い違い気味で……

まだどこか幼い雰囲気の二人の恋愛模様の中に、パリの青年男女に対するインタビューを織り交ぜた斬新な作品です。ストーリーに生の声を差し込むことで作品にリアリティが与えられ、まさに60年代のフランスの若者たちの考えを垣間見れる面白い作品です。またタイトルの通り、男性と女性の考えの違いも描かれており、今も50年前もそれはあまり変わらないのかもしれないと感じさせられます。

また、女優・俳優のカメオ出演も有名です。ブリジット・バルドーやフランソワーズ・アルディ、
監督のジャン=リュック・ゴダール、アンナ・カリーナなどを探してみてください。

最後にシャンタル・ゴヤのかわいさにも注目です。なんてことないニットやワンピースをさらりと着ているだけでもサマになり、どこか物憂げな表情も魅力的。父はフランス人で、母はカンボジア人という
エキゾチックな容姿に引き付けられます。彼女が歌うサントラもいかにも60年代フレンチポップを感じられておすすめです。



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