映画/口コミでおすすめのコメディ映画(洋画)

笑いの中にも核戦争への風刺が効いたブラックコメディ

近未来における核による世界破滅を描いた、ブラックコメディです。巨匠スタンリー・キューブリックと、ピンク・パンサーシリーズの、ピーター・セラーズのコンビというところが面白い作品。ピーター・セラーズが大統領、大佐、博士の1人三役を演じ、おかしな人間ばかりが出てきます。色々な種類の笑いが散りばめられていて、核や戦争に対する風刺も効いています。

投稿記事

近未来における核による世界破滅を描いた
『博士の異常な愛情』

■監督
スタンリー・キューブリック
■主演
ピーター・セラーズ
■DVD販売元
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

この映画は、「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」という題名です。

1964年に公開された、近未来における核による世界破滅を描いた、ブラックコメディです。

■おすすめの理由

「2001年宇宙の旅」や、「時計仕掛けのオレンジ」で知られるあの巨匠スタンリー・キューブリックと、ピンク・パンサーシリーズの、ピーター・セラーズのコンビというところが面白い作品。

物語は……

精神に異常をきたしたアメリカ空軍基地の司令官が、ソ連への核攻撃を命令し、基地に立てこもる。

それを知った政府は、ソ連大使を呼び対策を協議するが、ソ連も地球上の生物が全て放射性物質で死ぬ爆弾を用意していた……


ピーター・セラーズが大統領、大佐、博士の1人三役を演じます。

とにかく、司令官も政府首脳部も、おかしな人間ばかり。

反共産主義が頂点になり、妄想に取り付かれた将軍は、勝手にソ連に核による爆撃を指令を出しちゃうし、やたら興奮するとヒトラーのようになってしまう将軍はいるし……

人類も生物も破滅を迎えるのに、「頭脳明晰な男と、性的魅力のある女」を避難させれば人類は
存続できる!と主張する博士には、ブラックな笑いを感じます。

色々な種類の笑いが散りばめられていて、核や戦争に対する「こんなアホどもが戦争を始めたんだぜ」という風刺も効いています。



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