南国の風土が楽しめる染め物体験として人気「琉球びんがた体験」
■体験プログラムの名称:琉球びんがた体験沖縄県の県庁所在地である那覇市の中心が、いつも地元の人々や観光客でにぎわう国際通りに「那覇市伝統工芸舘」があります。
「那覇市伝統工芸舘」では、那覇の伝統工芸品である、壺屋焼き・琉球漆器・首里織・紅型(びんがた)・琉球ガラスの展示、実演、販売を行っています。
人間国宝の作品をはじめとした伝統工芸品も展示。実演施設ではこれらの伝統工芸の制作工程の紹介と共に、実際に制作しているところを手に取るようにして見学できます。
そんな「那覇市伝統工芸舘」の体験の中でも、色鮮やかな染物である琉球びんがた体験(所要時間約90~120分、2500円)は、南国の風土が楽しめる染め物体験として人気です。
15世紀からはじるとされる琉球びんがたは、王府の手厚い保護の下で生産され、19世紀初めの歴史書には琉球の紅型が東洋花布と称され、名高い貿易品であったことが記されています。
第2次大戦により壊滅的な打撃を受けましたが、紅型保存会の結成、沖縄びんがた伝統技術保存会の結成、さらに、国の「伝統的工芸品」の指定を経て、その振興が図られています。
「那覇市伝統工芸舘」では、型置きがすんでいる布に好きな色を塗っていきます。色が塗り終わったら、3日間寝かせ、裏からアイロンをしっかりあて、50度くらいのお湯につけおきして、糊を落とすと完成です。
※写真は那覇市伝統工芸館さんから使用許諾をいただいた写真を掲載しています。
■那覇市伝統工芸館
住所:沖縄県那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇2F
電話:098-868-7866
営業時間:10:00~、13:00~、15:00~(琉球びんがた体験)
定休日:不定休
HP:http://kogeikan.jp/index.html