江戸時代から染料として使われている山形の県花
山形県の花として指定されている紅花。紅花は菊科の植物で、染料や口紅の原料として、江戸時代から使われています。
この紅花染めは独特の風合いを持ち、高級呉服や和装小物にも利用される程、貴重なもの。
特に山形県産の紅花は、京都のよーじやでは最高級の京紅としても販売されています。
山形県河北町にある紅花資料館では、そんな紅花を使った染め体験を行うことが出来ます。
紅花資料館内の工房「くれない」は、町内に残る蔵を移転復元したもの。中に入るとひんやりと涼しく、体験学習の場として利用されています。
紅花染め体験では、白いハンカチを鮮やかな赤色に染め、オリジナルの作品を作ることが出来ます。
まず、ハンカチをねじって輪ゴムで止め、絞りの模様を入れます。
その後、紅花液につけて、ジャブジャブ。
むらが出来ないように20分程揺らしながら染色作業をします。
紅花は手間をかけて染める原料になりますが、染めが始まるとあっという間に色がついてきます。
色止めや脱水、アイロンがけはスタッフの方が行ってくださり、約40分で綺麗なピンク色に染まったハンカチが出来上がります!
自然の花の力で染まった、見事な美しい色。
色鮮やかなハンカチを手に取ると、改めて花の色は素敵だなぁと感じます。
出来上がったハンカチは、その日のうちに持ち帰ることが出来ますよ。
5名以上だと、一週間前までの予約が必要なようです。
■河北町紅花資料館 紅染めの体験
住所:河北町谷地戊1143
電話番号:0237-73-3500(FAX兼用)
体験料+入館料: 大人1600円、未就学児~高校生1000円
所要時間:約1時間~1時間50分
営業時間:3月~10月 9:00~17:00、11月~2月 9:00~16:00
定休日:第2木曜日
HP:www.benibananosato.jp/kahoku/news/benibanamatsuri2012.html
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