画像をスクラップしてみましょう。
雑誌の切り抜きを広げてみる。
必ずしも、今現在の等身大である必要はありません。「素敵!」とか、「なんとなく気になる」インテリア空間の写真をとにかくスクラップしてみましょう。スクラップ作業で満足してしまっては本末転倒ですから、綺麗にファイリングしなくてもOK。「まとめて一気に見られる状態」にでき るように保存しておくこと、がポイントです。
一緒に住む方がいらっしゃるなら、その方にも是非試してもらってみてください。次のステップで重要になります。
スクラップの画像情報を「インテリアキーワード」で言語化してみましょう。
インテリアキーワードとは、色や寸法や配置などの、インテリアスタイルを性格付けしている情報のことです。
主に使われている色をベースカラーといいます。その色味が空間の性格を大きく決定づけます。そこに効果的に使われている差し色としてアクセントカラーが入ります。同じ色合いでも素材の持つ艶や、風合いで温度感が大きく印象が変わります。例えば、同じシンプルスタイルでも、クールな印象もあれば、暖かい印象もあります。
また照明の明るさや色味や光の広がり方でも、ドラマチックなコーナー作りが可能です。外国のインテリアスクラップは、特にここがポイントとして取り入れやすいのではないでしょうか。
客観的に、自分(達)の好みの共通ポイントを把握してみましょう。
読み解いた言葉の共通点をさがしてみましょう。例えば、ベースカラーを揃えてみたり、使っている家具の素材を合わせてみたりすることで、お互いの好みのスタイルがちがっても、全体としてまとまって見えてきます。お手持ちのアイテムを配置替えしたり、コーナー同士に共通のアイテム(クッションなど、手軽なもの)を取り入れるのも手軽な方法です。
自分が、最もくつろげる場所を「なりたい自分仕様」にアップデートし続けることで、「自分らしいスタイルの確立」に必要なインテリアアイテムを選びぬく審美眼を育てることができます。毎日の街歩きで見える美しいもの全てが、自分の人生に関係してくるのです。ワクワクしませんか?是非試してみてください。
お薦めのサイト
・Pinterest :世界中のセンスのいい写真が掲示板に貼られていて、自分のボードに移すことができる。カテゴリーの「Architecture」や「Home Decor」にインテリア写真がたくさんあります。お薦めの本
「small space」お薦めポイント:コンラン卿のインテリア本はどれも参考になるのですが、特にお薦めの一冊です。コーナー作りが本当に上手で、しかも真似できそう。
間仕切りのアイデアが豊富なので、リノベーションをお考えの方は参考になります。
「BRUTUS 居住学2013」
お薦めポイント:毎年出る「居住学」シリーズは必ず購入して、保存しています。
内容の素晴らしさは勿論のこと、時代の空気感が読めます。