大切なのは「なろう」とする気持ち
ママが意識することがカギ
とはいえ、難しい知識ではありません。しっかりと働きかけをすれば、誰もが必ずプラス思考をマスターすることができるのも大きな特徴です。大切なのは、なろうとする気持ちです。
一般的に言われているのは、「プラス思考=何でも前向きに考えること」ですね。「何でも前向きに考える」、何となくイメージできるけれど、具体的ではありません。どう前向きに考えるのがプラス思考なのか、心理学的に分解してみると、分かりやすくなります。
プラス思考とマイナス思考、決定的な2つの違い
■時間枠の違い:プラス思考とマイナス思考では、時間の捉え方が違います。- プラス思考発想=良い傾向は続き、悪い傾向は続かないと考える
- マイナス思考発想=悪い傾向は続き、良い傾向は続かないと考える
- プラス思考発想だと: 「この調子、この調子。きっと明日のテストもうまくいきそうね」
- マイナス思考発想だと: 「やればできるじゃない。でも明日はどうかなぁ……。」
- プラス思考発想だと: 「今回はひどい結果だわ。次回、繰り返さないためには何をすべきかしら?」
- マイナス思考発想だと: 「こんな調子では先が思いやられるわ……。」
- プラス思考発想=良い傾向は広がり、悪い傾向は広がらないと考える
- マイナス思考発想=悪い傾向は広がり、良い傾向は広がらないと考える
- プラス思考発想だと: 「私、料理のセンス、ありかも。よし今度は煮物をがんばるぞ。モチベーションが上がっちゃうわ~。」
- マイナス思考発想だと: 「ほめてもらってラッキー。たまには上手くいくこともあるのね。」
- プラス思考発想だと: 「残念、こんなこともあるわ。どこがイマイチだったか今後のためにも聞いてみようっと。」
- マイナス思考発想だと: 「どうせ私には料理のセンスがないんだわ……。」
>>プラス思考の恩恵は子ども達だけではありません。次ページでは、プラス思考がママの心にもたらす効用についてお伝えします。