コーヒーメニューは5種類
5種類のメニューから淹れ方を選べる
レギュラーソリュブルコーヒーながら、淹れ方は、抽出量により「ブラック・レギュラーサイズ(140ml±70ml)/ブラック・マグカップサイズ(210ml±100ml)/エスプレッソタイプ(80ml±40ml)」と「カフェラテ/カプチーノ(300mlカップサイズを想定した抽出量)」の全5タイプ設定されています。レギュラー・マグカップ・エスプレッソタイプは、±の範囲で抽出量が変更できるので、自分好みの量を設定しておくと便利です。
レギュラーソリュブルコーヒーなのにクレマがしっかり!
では、ベーシックに「ブラック・レギュラーサイズ」を試してみます。ボタンを押すと、コーヒータンクからレギュラーソリュブルコーヒーが落とされる音がし、しばらくすると、抽出口からチョロチョロとコーヒーが出てきます。徐々にコーヒーが増えていくと、お湯を注ぐだけではできないクレマが現れ、何だかおいしそうです。味は、レギュラーソリュブルコーヒーとは思えない! という程ではありませんが、香りの良いおいしいコーヒーが楽しめます。
ミルクがふわふわに盛り上がった「カプチーノ」
カフェラテとカプチーノは、あらかじめカップにミルクを入れて作ります。計量カップが同梱されていて、カフェラテはミルク60ml・カプチーノはミルク50mlがおすすめの量です。メニューボタンを押すと、最初に熱湯ジェット(熱湯の水鉄砲みたいな感じ)が出てミルクを泡立てつつ温めます。その上から、濃い目のコーヒーが注がれて完成~というイメージです。蒸気でミルクを温めるのと違い、ミルクが熱湯ジェットで2倍くらいの量まで増えます。メーカーの消費者テストにより、多くの人に好まれる味にしてあるとのことですが、ミルク風味が濃いタイプが好みだと少々薄めに感じるかもしれません。
1日1回水洗いして清潔に!
それぞれのパーツは簡単に取り外せるので、適宜水洗いします
日々のお手入れは、水タンクの水の入れ替えと、コーヒー抽出部分の「撹拌部」の洗浄。基本的には1日1回のお手入れが必要です。他にも、カップを置く「ドリップトレイ」や、抽出口部分のカバー(ドロワー)など、適宜水洗いをします。またコーヒータンクは、中身が無くなったタイミングでレギュラーソリュブルコーヒーの粉が固まっていないかなどを確認し、適宜キレイにしておきましょう。それぞれのパーツは簡単に取り外せますので、そんなに手間がかかるということはありません。
レギュラーソリュブルコーヒー派なら、満足できる一台
本体は市場で7000円程度と、お手頃価格も人気のポイント。レギュラーソリュブルコーヒーなのでランニングコストも1杯14円と優秀です。また、本来の使い方ではありませんが、コーヒータンクを外してお湯だけ出すことも可能。(コーヒーを淹れた直後は撹拌部に残るコーヒーが少し出てくるので、1杯部の捨て水(湯)が必要ですが……) 抽出時のお湯の温度は90~92℃程度で設定されているそうなので、カップスープやインスタント味噌汁などにも使えます。サイズ的にも、電気ケトル程度の大きさで、そんなにボリュームはありませんので、コーヒーマシンとしてだけでなく、湯沸かしマシンとしても活用すれば、なかなか便利なアイテムではないでしょうか。