ドラクエ風モーツァルト!? 二期会2014/2015ラインナップ

東京二期会

意欲的なプログラムを発表した東京二期会

『二期会』は、1952年に創設され、現在では2600名を超える世界でも類を見ない日本を代表する声楽家団体。運営を行う公益財団法人東京二期会が2014/2015 シーズンのラインナップの発表会を行いました。

東京二期会は2011年より3年にわたり、創立60周年の記念公演を行ってきましたが、この2014/2015シーズンより、また新たな50年を見据える意欲的なプログラムがずらり。テーマは「伝統と革新」で、4つのコンセプトによって組み立てられています。

■4つのコンセプト
1:モーツァルト
創立以来、大切にしてきた作曲家であり『イドメネオ』『魔笛』を予定。

2:日本語によるオペレッタ
こちらも伝統的に行ってきたことで、親しみやすいオペレッタを日本語訳にし歌うことで垣根を下げている。『チャールダーシュの女王』ともう1作を予定。

3:ヨーロッパの歌劇場との共同制作
これも面白い取り組みで、新演出の制作を共同で行う、というもの。新演出制作にはコストがかかるが、共同で行うことで負荷を軽減。以前より海外歌劇場のセットや衣装を借りて上演する、というものはしばしばあったが、それだと日本の劇場のサイズに合わせてセットを一部作り変えなければならないなど必ずしもリーズナブル・合理的なものではなかった。共同で行うことで話題性、それも国際的な話題性も得られるなど、ビジネス面で他領域でも参考になる点が多いだろう。アン・デア・ウィーン劇場との『イドメネオ』、リンツ州立劇場との『魔笛』が該当。

4:イタリアオペラ
二期会の歴史を紐解くと、ワーグナーの『ラインの黄金』日本初演や、愛演してきたモーツァルトなど、ドイツオペラの話題が目に付くが、初公演はプッチーニの『ラ・ボエーム』であり、ヴェルディ『オテロ』日本初演など、イタリアオペラももちろん大切なレパートリー。『ドン・カルロ』『蝶々夫人』『リゴレット』を予定。

さらに、恒例となってきたドイツものの日本初演も予定されているという。

以上が全体概要ですが、今回、最大の話題となりそうなのが、モーツァルトの『魔笛』。なんと演出がドラゴンクエスト風なのだというのです~!