子どもが理解できる言葉で話しかける
子どもへの指示は具体的に!
例えば「それぞれの絵の数を数えて、下のお部屋にその数だけ◯を書きましょう」という問題。この言い回しはまるっきり大人向けです。
「それぞれの絵」は「トラはトラ、サルはサル」のように具体的に言い換える必要がありますし、「下のお部屋」とは四角のマスを子ども向けにわかりやすくしたつもりでしょうが、四角いただのマスがお部屋に見えないという理由で、答えを描けない子どもがいます。「その数だけ」という代名詞も、「数を数える」から離れすぎていて、何の数だか解らなくなってしまいます。
このように、大人には簡単で当たり前のことも、子どもには複雑で理解し難いもの。できるだけ具体的に直接作業指示をしてやりましょう。
これはお勉強に限らず、お手伝いでも何でもそうです。指示は具体的にします。また否定形もダメです。否定を聞き漏らして、やっては行けないことをやるハメになりがち。
大人と子どものすれ違いは、案外こんな所から生じるのかも知れません。私たち大人が子どもを理解する努力を怠らないようにしたいですね。