取材レポート/乳搾り編
牛さんにエサやり。最初はおそるおそるだった子どもたちもすぐに夢中に!
真剣な様子で乳搾りを習う子どもたち
まずは、牛の乳搾りにトライ! 最初のうちは、牛におそるおそる近づいていた子どもたちもすぐに慣れ、エサを何度もあげてみたり、乳搾りに熱中したり、おそるおそる体に触ってみたり……。反応は子どもによってそれぞれですが、みんな好奇心たっぷりな様子です。
乳搾りのあとは牛舎や催乳部屋を見せてくれました。一通りの説明が終わり、案内してくれたお兄さんが、「何か質問ある人~?」と聞くやいなや、子どもたちから矢継ぎ早に質問が寄せられます。「牛は何時に寝るんですか?」「一日どれくらいウンチをするんですか?」「牛の耳についている番号はなんですか?」……などなど。
どんな質問にたいしても、「牛は1日3時間しか寝ない」「1日に30kgもウンチをする」など、サラリと教えてくれるお兄さん。大人が聞いても「へ~」と思うことばかりで、参加したママたちも興味深げに耳を傾けていました。
取材レポート/バター作り編
できあがったバターを協力しながら、慎重に取り出しているところ
15~20分くらい振ったらバターが出来てきた
作ったバターはクラッカーにのせてその場で試食。出来立てバターの柔らかさや滑らかな風味は格別です。当然、子どもたちもペロリ。「もっと食べたい!」とあまりにいうので、お兄さんやママが困っていたほど。
あっというまに2時間のイベントが終わりました。子どもたちにとっては遊び感覚でも、自然たっぷりの環境は、この上ない贅沢な学びの場。全体を通して、大きな子が小さな子の面倒をみたり、小さな子が大きな子たちのやることを一生懸命真似しようとしたり、異年齢同士の交流が楽しそうだったのも印象的。地域のつながりなども薄れがちな昨今、これほど幅広い年齢の子どもたちが一緒に集まる機会も減っています。そういう意味でも貴重な体験といえるでしょう。
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