デュカス氏が長年夢に描いていたショコラトリが遂に完成

ショコラ・アラン・デュカス

賑やかな通りから一歩入った所にある (c) Pierre Monetta

バスチーユの賑やかな通りから一歩入った所に現れるル・ショコラ・アラン・デュカス。モンテーニュ通りのプラザ・アテネに3つ星レストランを構えるアラン・デュカスのイメージとはかけ離れた、庶民的な場所にあります。

ショコラ・アラン・デュカス

お店は重厚な造り (c) Pierre Monetta

鉄格子の扉を通り重厚なメタルのドアを開くと、カカオのいい香りが鼻を刺激します。コンクリートの床、ブロックの壁、ガラスで仕切られたブティックと工房。工房には製造機やカカオが入った麻袋が無造作に置かれ、ショコラ作りの行程が見られるようになっています。正式名称にもある「マニュファクチュール(工場)」を忠実に表現しているというわけです。

30年もの間、ガストロノミーの世界で成功しながらもショコラ作りへの夢を持ち続けてきたアラン・デュカス氏。ガストン・ルノートル、ミッシェル・ショーダン、モーリス・ベルナションといったショコラティエの巨匠達との出会いにより、ますますその夢は膨らんでいきました。

 

ショコラ・アラン・デュカス

粒ショコラが並ぶショーケース (c) Pierre Monetta

そして2000年のNYでのニコラ・ベルジェ氏との出会いにより、その夢の実現に向けて大きく前進します。パリのエヴァン、ペルティエ、ラデュレなどで修行を積んだベルジェ氏をレストランのシェフ・パティシエとして起用し、12年間のコラボの後二人でショコラトリを立ち上げるのは自然なことでした。

 

ショコラ・アラン・デュカス

古い製法で作られたプラリネ (c) Pierre Monetta

デュカス氏はこのショコラトリについて、こう言っています。「ブランドイメージを売るのではなく、純粋にショコラという商品、ショコラを作るわれわれの技術を売りたい」と。それで、この無骨な造りのお店なんですね。家具の工房が多く集まっている地区でもあり、まさに氏の思い描いた場所となっています。

お店では、中央のショーケースに箱詰めされたガナッシュ、プラリネ、トリュフが並び、壁には産地別になっている44種類の板チョコやアーモンドチョコが袋に入って陳列されています。今では世界中のアラン・デュカスのレストランに提供されているという3つ星ショコラ、是非味わってみてはいかがでしょうか。

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Le chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris(ル・ショコラ・アラン・デュカス・マニュファクチュール・ア・パリ)
住所:40, rue de la Roquette 75011 Paris
電話:01 48 05 82 86
営業時間:10:30~19:00
日月休
アクセス:メトロ1・5・8号線Bastilleより徒歩3分
タブレット1枚6ユーロ~、アーモンドチョコ1袋(250g)25ユーロ~
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