見たことがない!壮麗なテキスタイル
Sylvie Johnsonのテキスタイル
Sylvie Johnson(シルビィー・ジョンソン)
Sylvie Johnson
Sylvie Johnson(シルビィー・ジョンソン)は、パリの政治学院を卒業というエリート、異色の経歴を持ちます。率直になぜファブリックデザイナーに、とお聞きすると……! 若い頃からアートと建築に興味があった、そして手作りのものを作る会社を作るのが彼女の夢だったそうです。ファッションのテキスタイルデザイナーの師匠につき1年間修行、ファブリックのノウハウとテクニックを取得。300冊あまりの本を読破したと言います。特にテキスタイルの古い本をコレクション、アンティークのカラーチャートを用いて、古いスピリットを大切にしているそうです。
Sylvie Johnson(シルビィー・ジョンソン)のWORK
モロッコのホテル
彼女の来日の目的は、日本の建築設計事務所、デザイナーに作品紹介と営業が目的だそうです。日本のシルク、ウールなどの買い付けに何度か来日、日本が大好きだそうです。彼女のシンプルな作品を母国の友達たちが見て、デザインのスピリットはJAPANにある! 日本で営業したらと勧められたと言います。でも、日本には王族も超金持ちもいない、ましてインテリアに莫大なお金を使う風土もない現実を、彼女にうまく説明することが出来ませんでした。彼女の作品を日本で見ることができる時は、連絡をして頂くことでインタビューは終わりました。
Sylvie Johnson(シルビィー・ジョンソン)の事務所があるサンジェルマン・デュプレ界隈には、有名ファブリックブランドのショールームが軒を並べています。ショップの数の多さと豪華さに、ガイドはいつも羨望のため息をつきながら歩きます。しかし、シルビィーに言わせると、そこは普通の人が行くところ。彼女はオーナーのためだけに素材を捜しデザインをする。まさにファブリックのオートチュクールです。フランスだけではなく欧州全般のインテリア、特にファブリックの奥深さには改めて驚かされました。
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Sylvie Johnson(シルビィー・ジョンソン)