「お金のこと=自分ですること」って誰が決めたの?
例えばお菓子づくりを得意とする人がいたとします。その人はお菓子づくりのすべてを自分でやっているでしょうか?材料のほとんどは買ってきますし、レシピを自分でつくる人もいれば集めてそれを参考にお菓子をつくる人もいます。習いに行く人もいれば本を見ながら覚える人もいます。このように得意な人でも一から十まですべて自分でする人はいないはず。ところがお金のことになると「全部自分で考えなければならない」と思っていませんか?お金は自分のものですし、自分の生活に関わることですから「自分でなんとかしなければ」という気持ちになるのは当然かもしれません。お金のことは、人に話すようなことではないと考えている人も少なくありません。でも、自分の個性を活かしてできること、続けられることを見つけてそれ以外はプロに任せたり他の人から協力を得たりすればよいのです。お金のことだからといって全部自分でする必要はないのです。お金を「ためて・ふやす」8つの行動とは
お金を管理したり運用したりするのは何のためでしょうか?今後訪れるライフイベントに必要な資金を準備するため、将来の夢を叶えるため、欲しいものを買うためなどなど、結局のところお金を「ためて・ふやす」ことが目的です。その目的を達成するためにはお金を計画的に管理運用していくマネープランを立てる必要があります。マネープランでは具体的にどのようなことをするのでしょうか?このようにマネープランは大きく分けて8つの行動(アクション)から成っています。そのうちの一つ「収入をふやす」はマネープランというよりはまずは「稼ぐ」という意味でキャリアプランといった方が正しいでしょう。
マネープランのスタートは家計簿をつけたりするなど、現状を把握することです。でも、これが苦手で手を付けられないと、たとえ家計の改善が得意でも何もできなくなってしまいます。こんな場合は、家計の記録を家族にお願いするなど得意な人に任せましょう。
つまり、この8つの行動をすべて自分で行なわなくてもよいのです。8つの行動の中で“私にできる”ことを見つけ、“人に任せたりサポートしてもらったりすること”を知る。そうすれば苦もなく気楽にそして知らず知らずのうちにマネープランを立てて実行できるのです。そのためにまずは自分を知ること、つまり「持ち味」をみつけることが大切なのです。
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