ブレなくなるためには?
ブレない自分になるための4ステップ!
(1)「自分にとっての大切な軸」を知る。
(2)自分の心の声を聞く。
(3)感情に流されないで、理性で物事(現実)を見る。
(4)(1)~(3)を踏まえた上で、結論を出す。
先ほどの相談者の例で考えてみましょう。
(1) 自分にとっての軸は、「判断基準」であり、「信念」です。
例えば、「自分は、恋愛において、好きな人としか付き合わない」とします。
(2) では、彼のことが好きなのか、もう一度やり直したいのかどうかを、自分の心に問いかけます。
→(例)結論:まだ好きだし、やり直したい。
(3) では、現実的にやり直したところで2人はうまく行く可能性はあるのか?そのリスクを考えます。
→(例)結論:彼の思考回路はすぐには変わらないから、今後も問題は起こり得る。
(4) 「自分にとっての大切な軸」から考えると、今、自分にとって彼の代わりになる人はいない。だったら、ブレる彼とうまく付き合える方法を導き出すしかない。
→(例)結論:まずは自分がブレない強さを持つ。
となるわけです。
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では、おまけで、先ほどの彼にも当てはめてみましょう。
(1) おそらく彼にとっても、「恋愛では、相手に愛情をきちんと持てることが大切」でしょう。そうでなければ、「傷つけるから」と言って、別れを切り出したりはしないからです。
(2) は、今の彼女のことを好きかどうか、元彼女のことも未だに本当に好きなのか、ということを、きちんと自分の心に聞きます。
→(例)結論:元彼女のことを忘れられないくらい好き。でも今の彼女のことも好き。
(3) は、元彼女とは、現実的にやり直せるのかどうか、ということです。
→(例)結論:元彼女とはやり直せる可能性は低い。
(4)元彼女と今の彼女の関係はどうするべきか?
→(例)結論:元彼女とどう頑張ってもやり直せないので、諦めるしかない。
今の彼女のことは「好き」なので、きちんとやり直したい
(※もし(2)で「好きではない」という結論の場合は、(1)の「自分の大切な軸」とは外れているので、きっぱり別れる)。
もちろん、この4つのステップを使って出した結論を実行することは、必ずしも簡単なことではないかもしれません。
でも、ここまであらゆる方向から考慮して出した答えは、なかなか覆さなくなるし、実行することで、結果的に幸せな未来へと進める可能性は高まるのです。
人は迷うもの
人はいくつになっても、迷うことはあります。物事を選択するときに、自分にとっての軸を見失っていたり、「これが一番いいんだ」という確信がないまま進んでしまうと、後悔し、さらにその後悔がおかしな行動をさせ、次の選択ではまた違うものを選んでしまって、行動に一貫性がなくなってしまったりすることもあります(=ブレる)。
でも、迷う=ブレるではありません。
いくら迷ったとしても、物事を選択するときは、「自分にとっての軸」をしっかり知って、さらに色々な方向から物事を見て検討し、きちんと決断(覚悟)して進むと、そんなにブレないものなんですよね。