奥三河
山あり奇祭ありの秘境エリア
愛知県東部の奥三河は山間部が広がる自然豊かなエリア。都会の喧騒を忘れさせてくれる田舎の空気にどっぷり浸ることができます。
江戸情緒が残る足助の町並み
豊田市足助(あすけ)町は県内屈指の紅葉の名所、香嵐渓(こうらんけい)が有名。真っ赤に燃える紅葉を背に、渓流に赤い橋が架かる風景の見事さはこれぞ日本の秋! ライトアップも美しく、紅葉狩りに多くの観光客が押し寄せます。その他のシーズンも古い町並み散策などで楽しめます。また、個人的には香嵐渓から車で15分ほどにある風天洞が、ダイナミックな珍寺として大好きなスポットです。
特産の梅を生かした梅うどん。こんたく長篠ではレストランのメニューになっている他、乾麺の販売も
新城市の旧鳳来町は霊峰・鳳来寺山、山あいのひなびた温泉地・湯谷温泉があり、心の洗濯にもってこい。歴史ファンなら、織田信長が武田騎馬軍団と合間見えた長篠の戦いの舞台となった長篠城址などへの立ち寄りも。
おみやげでは「こんたく長篠」でしかほぼ購入できない梅うどんをお薦めします。
設楽町、東栄町、豊根村の15地区で守り継がれている花祭り
北設楽郡の豊根村・津具村・東栄町では、11~3月にかけて伝統的な神楽、花祭りが見られます。鬼の面などをかぶって夜を徹して行われるエネルギッシュかつスピリチュアルな舞いで、見学者もいつの間にか一緒になって興奮の渦の中に加わることができます。先の湯谷温泉など、ダイジェスト版や日中に開催するところもあるので、初めての人はまずこちらから見学へ行ってみてはどうでしょう。
茶臼山高原の芝桜は例年5月半ば~6月上旬が見ごろ
奥三河の最深部に位置するのが茶臼山高原。冬は愛知県下唯一のスキー場として山開きし、春は芝桜、春から秋にかけてはキャンプや様々なアウトドアイベントのフィールドとして多彩な楽しみ方を提供してくれます。
奥三河のご当地グルメでは、猪肉のしし鍋、和のファーストフード・五平もち、へぼと呼ばれる地蜂の幼虫を混ぜ込んだへぼメシなど。全国にファンのいる銘酒「蓬莱泉」「空」の関谷酒造もこの地域(設楽町)の酒蔵です。
【名古屋から奥三河へのアクセス】
香嵐渓へは猿投グリーンロード力石IC下車、あるいは東海環状自動車道 豊田勘八IC下車。名古屋市街から約1時間20分。茶臼山へはさらに約1時間20分。北設楽郡方面へは香嵐渓から、もしくは東名高速豊川IC(名古屋高速、伊勢湾岸自動車道経由で名古屋市街から約1時間)からそれぞれ40分~1時間30分
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キラッと奥三河観光ナビ