茗荷谷駅周辺で新しい街づくりが進行中
茗荷谷駅周辺では駅前再開発ビルの建設をはじめ、駅前道路や歩行者専用道路の整備が進められている |
この地域は多くの教育施設や公共公益施設が集まり、緑が豊富なエリアです。また、小日向1丁目~3丁目は、江戸時代の区画を残す低層の住宅地が広がり、落ち着いた住環境が保たれています。その反面、道幅が狭く、災害時に緊急車両の通行できる道路が少ないといった不安をかかえていました。そこで、小日向地区では現在の落ち着いた住環境を残しつつ、災害時の安全を確保するため、防災道路やオープンスペースの整備を中心に街づくりが進められています。
茗荷谷駅前では、駅前再開発ビルの建設と駅前道路や歩行者専用道路の整備、春日通りの段階的拡幅工事が進行中です。茗荷谷駅は周辺の学校に通う多くの学生や通勤客が利用する駅ですが、駅前には商業施設が不足し、駅と主要施設や住宅地を結ぶ安全な歩行者道路の整備が遅れていました。再開発により駅前の道路環境が向上し、安全で回遊性の高い歩行者動線が確保されそうです。
茗荷谷のランドマークとなるのが、駅前再開発ビル「アトラスタワー茗荷谷」(旭化成ホームズ)です。地下2階、地上25階建ての建物で、低層階には商業施設や事務所が入り、4階から25階は244戸の住戸になります。2011年1月中旬の完成予定で、2009年の秋から販売が開始される予定です。
文京区役所HP
アトラスタワー茗荷谷公式HP
新宿駅の西と東をつなぐ循環型バスが運行開始
新宿区は、駅と鉄道によって東西に分断された新宿駅周辺の交通の利便性の向上を図るため、2009年9月27日(日)より新宿駅西口を起点に歌舞伎町~新宿三丁目~新宿駅南口を経て、都庁周辺を回り駅西口まで戻る循環型バス「新宿WEバス」の運行を開始しました。運行時間は10時~20時までで、平日は15分、日曜祝日は10分間隔で運行されています。普通運賃は100円(大人・子ども同額)で、運行ルートには10カ所の停留所が設けられています。東京都は、同バスの運行開始日に合わせて、マイカーを都庁第一本庁舎駐車場に駐車し、「新宿WEバス」で駅前や東口に移動する「パーク&バスライド」を始めました。
利用者は、「新宿WEバス」の車内で駐車券を提示のうえバス乗車券を購入します。「パーク&バスライド」利用者には、400円で8人まで利用でき、1日乗り降りが自由な「パーク&バスライド1日乗車券」もあります。また、利用者は都庁第一本庁舎駐車場の駐車料金が1時間無料になり、提携店舗での買い物金額に応じた駐車料金の割引サービスもあります。「新宿WEバス」の運行と「パーク&バスライド」により、新宿中心部の渋滞緩和と環境負担の軽減が期待されています。
東京都公式HP
新宿区公式HP
京王電鉄バスグループHP