男の子育て/イクメン・父親の育児

忙しいビジネスマンのための3分間育児(2ページ目)

3分でもいいから育児してみよう。3分でもできることはある。家族との時間は量より質。3分でも濃密な時間を過ごせばそこから何かが変わる。限られた時間では一から十まで関わることができないために、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える育児」ができます。必要なのは時間じゃなくてセンスです! ウルトラマンのように、3分間にすべてをかけるのです。

執筆者:おおた としまさ

「3分間育児」のすすめ

また、昨今のイクメンブームの影響で、
食卓での会話

たとえ3分間でも濃密な時間にすればいい

パパが家事や育児に関わる頻度はこの数年で確実に増えていることを示すデータもあります。

家族と過ごす時間の絶対量は増えなくても、頻度で勝負するのが日本のパパのスタイルになっているようなのです。「家族時間は量より質。質を高めれば量は後からついてくる」というのがかねてからの私の考えです。

そこで今回提案したいのが「3分間育児」です。おっと、さっそく「ふざけるな! 3分間で何ができるっていうんだ!」というツッコミが聞こえてきそうです。お忙しいところ大変申し訳ございませんが、ちょっと焦らず聞いてください。

もちろん3分間でできることは限られています。でも、「3分でもいいから育児してみよう。3分でもできることはある。家族との時間は量より質。3分でも濃密な時間を過ごせばそこから何かが変わる」というような意味です。

格闘技にたとえるなら、プロレスのように60分一本勝負をするのではなく、ボクシングのように3分間15ラウンド戦うような感じです。合計時間は短くても、1ラウンド毎に勝負をかけるのです。こうすることで、時間の質は究極にまで濃縮されます。

限られた時間でも、それをすごく楽しい時間にすることができれば、家族の中のパパの存在感は大きくなります。しかも人間の脳は、幸福な時間を思い出すだけで、実際に幸福な状態にあるかのように錯覚するようにできているらしいのです。

ということは、1日3分間だけでもパパがめちゃめちゃ楽しい時間を演出することができれば、子どもや妻はそれをあとから何度でもリプレイして何度も味わうことができるのです。

3分間が6分間分にも60分間分にもなるのです。大事なのは何度もリプレイしたくなるような強烈なインパクトです。必要なのは時間じゃなくてセンスです!ウルトラマンのように、3分間にすべてをかけるのです。
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