ポイント2:要求は1回に1つにしよう
1つずつじっくりで、自分力をアップ
という3段階の要求を行動に移せるのは4歳くらいになってから。ママは忙しいので、つい子どもに1回にいくつもの要求をしたくなりますが、きちんと子どもに伝わらないのではママがイライラするばかりでいいことはありません。まずは1回に1つずつを確実に伝えることが大切です。
1つずつではあっても、きちんと行動に起こせるのはとても立派なことです。多少時間がかかっても1つずつじっくり取り組むことでお子さんの自分力が身についていきます。
そして、1回に1つの要求をマスターしたら、ちょっとハードルをあげてみましょう。
「おててを洗ったら、うがいをしようね」
と1回に2つの要求を入れてみます。こんな風に、時折、それまでよりもちょっとハードルを上げてみると、いくつの要求を1回で飲み込めるかが分かります。
子どもに物事を分かりやすく説明するということはとても難しいものです。お子さんの年齢が低ければ低いほど、その難しさはアップします。
「なんだかうまくいかないな……」と感じたら、上手く伝わっているかをチェックしてみましょう。子どもの理解度に合わせた言い方をしてあげると、親子のコミュニケーションもずっとスムーズになっていきます。