互いの本当の気持ちを聴き、表現し合っていますか?

よりよい産後の夫婦関係を、と考えるとつい、家事・育児の最適な分担法など、どうするか? を求めがち。けれど、裏には必ず、なぜ? という気持ちや理由があります。価値観は夫婦の数だけあるし、気持ちも日々、変化するもの。そう考えると、方法論よりもまず、当事者二人の「話し合い」が欠かせません。

私自身、出産後にNPO法人マドレボニータという団体の産後プログラムに参加し、「人生」「パートナーシップ(夫婦関係)」などのテーマで自己表現・コミュニケーションをおこなう中で、こうした対話の重要性を再認識しました。気持ちを見つめ、言葉にし、話し合う。当たり前のこと、と思いますか? でも、日常会話や赤ちゃんのことは話せても、気持ちを深く伝え合うような時間は、意識しないと少なくなりがちなのが産後です。

「自分なりに努力したけど、なんだか空回り。もういいや」「夫には色々言ってきたけど、もうムダ。諦める」そう結論づける前に。時間を割いて、互いの声に耳を傾けてみてください。ただ感情をぶつけたり、相手を否定したりするよりも、「伝える」こと。「今の状況・気持ち」「今後、夫・妻に求めるもの」などを表現し、そんな相手の気持ちを、分かりたいと思いながら「聴く」こと。縁あって夫婦になった二人が、そうして互いに目を向け合うことこそ、その後の関係性を変える一歩になるのではないでしょうか。

子育ての一歩は、親の関係性の構築から

青空

気持ちに「目」を向け、「芽」を育もう!

気持ちとは裏腹に、夫の仕事が忙しすぎるなど、なかなか変えられないこともあると思います。ただ、「仕方ない」と母親ひとりで抱え込むと、辛いもの。この場合も、話もしないまま「できるわけない」と思い込むのではなく、どんな家庭生活をしたい? そのための仕事の仕方は? と夫婦で共有し合うことが、少しずつでも状況を変えるきっかけになります。 最近では、イクメンを目指す男性による産後うつもあるとか。夫婦で抱え込む状態になっていないか、第三者を交えた関係性についても、考えると良いかもしれません。

親は、どう子どもを育てるか? 何を与えるか? と考えますが、どんな姿を見せるかが一番、とする声も多くあります。赤ちゃんにとって、親である夫婦の言動、やり取りそのものが日々の風景であり、成長の大きな刺激。出産のタイミングで改めて、理想の夫婦関係を考えることは大切です。

まかない種から芽は出ません。「こんな関係性を築きたい!」と、対話の種まきを始めることから、夫婦の関係性を見つめ直してみませんか。


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