街に馴染むラーメン構造の家
1. ビルの谷間に建つ西側の外観。 2. 屋上のトップライトはロフトの上にある。 3. 黒いスチールの玄関扉を開けると土間空間が現れる。 4. 黒い瓦敷きの土間は8帖の広さ。階段脇のポリカーボネートの引戸は奥の収納の目隠し。 |
Oさんの家の建つ敷地は、20m級のビルの谷間に挟まれる一方で、奥行きが狭く間口が広いという、狭小地にはめずらしい形状をしています。ここに、限界まで軽い柱梁で構成するコンクリートのラーメン構造を採用して、広いスタンスと軽くて揺れない家を造り上げました。構造がファサードにそのまま表れるデザインは、周囲のビル街にすんなりと馴染んでいます。
1階の西側には接道の良さを活かした2台並列の駐車スペース[停めるところ]、東側は玄関を兼ねた土間です。ここは東側の黄色い壁の低い位置に設けられた横長のガラス窓から、外の光が入る明るい玄関ホール[遊ぶところ]です。
◆建築データと建築家プロフィール