美しい桜が覆う赤瓦の天守閣は見逃せない!
鶴ヶ城は、日本さくらの名所100選にも選ばれた桜の名所でもあります。関東や関西より若干遅い春の訪れ(例年は4月下旬)と共に、城内に植えられた約1000本のソメイヨシノが花を咲かせて城を彩ります。
城への入口にあるお濠端には桜の木が多数あり、花が咲く時期になると、鶴ヶ城を訪れた人々を桜の花が出迎えてくれます。
また時が過ぎて花がが舞い散る頃になると、お濠には散った花びらによる美しい花筏(はないかだ)が現れますので、周囲にも注目が必要ですね。
桜の木は本丸に沿う形で植えられていますので、本丸の中でじっくりとお花見を楽しむのも良し、天守閣に入って上から桜が咲く本丸を眺めてみるのも良いでしょう。
また本丸の中に復元された茶室麟閣(りんかく)の庭には、しだれ桜が咲き、城内のソメイヨシノとはまた違った桜の風景を楽しむことができます。
茶室麟閣では有料でお抹茶と和菓子が頂けますので、桜を見ながら雰囲気に浸ることもできますね。
会津の歴史を眺めてきた鶴ヶ城と、城を取り巻く桜の風景をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
2013年は大河ドラマ『八重の桜』にちなんで、「八重と会津博大河ドラマ館」が開設されていたり、鶴ヶ城天守閣の南走長屋では紙芝居「新島八重物語」が上演されるなど、様々なイベントも行われていますので、城を取り巻く桜の風景と日本唯一の赤瓦の天守閣である鶴ヶ城へ出かけてみて下さい。
鶴ヶ城へのアプローチ
まちなか周遊バス「あかべぇ」
アクセス:
<鉄道>
・東北新幹線 郡山駅下車。磐越西線の列車に乗り換えて、会津若松駅下車。会津バス まちなか周遊バス「ハイカラさん」または「あかべぇ」に乗車し、鶴ヶ城北口または鶴ヶ城三の丸口バス停下車。
また、時間はかかりますが、浅草より東武鉄道 特急「スペーシアきぬ」で鬼怒川温泉方面に向かい、野岩鉄道経由で会津鉄道へ直通する快速「AIZUマウントエクスプレス」を利用して会津若松へ向かうこともできます。この場合、会津若松駅の手前にある七日町駅(JR只見線)が最寄り駅となります。
<高速バス>
・新宿駅新南口から若松駅前(会津若松駅)、喜多方行きの高速バス「夢街道会津号」(会津バス、JRバス関東の共同運行。昼行便、夜行便共にあり)で、若松駅前バス停下車。
<車>
・磐越自動車道 会津若松インターチェンジより、国道121号線、国道49号線、国道118号線を経由して、鶴ヶ城への案内に従う。鶴ヶ城周辺にいくつか駐車場がありますが、混雑期は会津大学などの郊外に臨時駐車場を開設して、シャトルバスによるアクセスとなることもあります。
【関連サイト】 ◇「桜の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで桜が楽しめる名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
◇「東北の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで東北地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。