前回の記事「低カロリー・食物繊維豊富な寒天」では、寒天に含まれる栄養成分や歴史、使い方などについて触れました。今回は、「寒天の郷」といわれる大阪・高槻市にある、寒天を使ったお料理とスイーツ店「ManPukuかふぇ」をご紹介します。

バリエーション豊かな寒天料理

せいろランチ,寒天

ボリューム感たっぷりの「お野菜と寒天が食べられる週替わりのせいろランチ」(1,000円)。すべてに寒天が使われています。

「ManPukuかふぇ」では、専門店ならではのアイデア溢れる寒天料理とスイーツが楽しめます。

今回ガイドがいただいたのは、「お野菜と寒天が食べられる週替わりのせいろランチ」(1,000円)。まずは、食前に温かい生姜ジュレからスタート。寒天を使っていますが、とろーりと口当たりもなめらかなジュレで、ほんわかとおなかが温まる気がしました。

メイン料理の「干し野菜のせいろ蒸し」は、旬の新鮮な野菜を使用しますが、あえて軽く干すことで旨味が凝縮されています。香ばしいごまだれでいただきました。

寒天,ランチ

オムレツやサラダ、和え物、豆腐、寒天の個性を活かして様々な食感が楽しめます。

彩りのよい6種類の「旬野菜の寒天惣菜」は、左上から右へと順番に、寒天と野菜入りのオムレツ、トマト寒天ポテトサラダ、ところてん(だし仕立て)、左下から右へ順番にほうれんそうとこんにゃく寒天のごま和え、豆乳寒天豆腐のだし寒天ジュレ添え、ひじきと大豆の煮物糸寒天添え。

ごはんとおみそ汁、そして最後にプチデザートに寒天のフルーツハーブティーソース、といった盛り沢山なコースでした。

寒天を知り尽くしたプロの技

寒天,販売

店内には、様々なタイプの寒天が販売されています。

ボリューム感もありますが、野菜たっぷりなので、おなかに負担なく、家庭的な優しい味わいでした。寒天尽くしの料理では単調になるかとおもいきや、さにあらず。コンニャクタイプのこりこりとした食感や、とろーりなめらかに仕上げたりと、主役の食材をひきたてるために寒天がうまく脇役となっています。

またごはんを炊く時に寒天を入れて炊くとコーティングされてつやつやに仕上がるのだそうです。このような一見なにげない料理にも、寒天の個性を活かした工夫が幾重にも施されていると感じられました。

100種類にものぼるさまざまなタイプの寒天を知り尽くし、料理に合わせて使いこなせるのは、さすが長年寒天と付き合ってこられたプロならではの知恵と技です。店内では、さまざまなタイプの寒天が販売されているので、気に入った料理の使い方を教えてもらえます。

寒天スイーツ

「寒天わらび餅コーヒー風味」やなめらか寒天プリンなどのスイーツも人気です。

ランチには、他にも京都の有名店「半升」の湯葉を使った湯葉どんぶりBランチ(850円)と、週替わりCランチ(800円)もあります。

また寒天を使ったスイーツも人気で、ロイヤルミルクティーを卵もゼラチンも使用せずに寒天で固めた「寒天なめらかプリン」や、ドリップコーヒーを寒天とわらび粉で練ったもちもちした食感の「寒天わらび餅コーヒー風味」は、かふぇはもちろんショッピングセンターなどのイベント等で販売すると、たちまち売り切れるほど。

珍しい寒天専門のカフェということで、電車やバスを乗り継いでこられるリピーターになられるお客様も増加中です。